第1話 日常

「美優、良い加減起きなさい」

母が私を揺さぶってきた起こそうとする。

「起きないと学校遅刻するよ」

そう言われ、仕方がなく私は母に言われるがままに起きた。

「美優、どうしたの?怖い夢でもみた?」

気ずくと私は泣いていた。

凄く悲しい夢をみていた気がする。

それがどんな夢だったかは思い出せない。

「ううん何でもない。悲しい夢を見た気がするだけ」

「そう、なら心配しなくても良いわね」

「じゃあ早く朝ごはんを食べて学校の準備をしなさい!」

「分かったから、そうせかさないで。着替えたら食べに行くから出ていって」

「分かったわ、お母さんは準備して待っているから早くしてね」

「だから、そうやって急かさないで」

「ふふふ、ごめんなさいね」

「謝っているように全く見えないんだけどう?」

「ちゃんと心から謝っているわよ」

そう言いながら母は部屋から出ていった。

まったく、全然謝っている様に見えないって!


そんな事も有りながらこの私<天野美優>の1日が始まった。

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