第1話 日常
「美優、良い加減起きなさい」
母が私を揺さぶってきた起こそうとする。
「起きないと学校遅刻するよ」
そう言われ、仕方がなく私は母に言われるがままに起きた。
「美優、どうしたの?怖い夢でもみた?」
気ずくと私は泣いていた。
凄く悲しい夢をみていた気がする。
それがどんな夢だったかは思い出せない。
「ううん何でもない。悲しい夢を見た気がするだけ」
「そう、なら心配しなくても良いわね」
「じゃあ早く朝ごはんを食べて学校の準備をしなさい!」
「分かったから、そうせかさないで。着替えたら食べに行くから出ていって」
「分かったわ、お母さんは準備して待っているから早くしてね」
「だから、そうやって急かさないで」
「ふふふ、ごめんなさいね」
「謝っているように全く見えないんだけどう?」
「ちゃんと心から謝っているわよ」
そう言いながら母は部屋から出ていった。
まったく、全然謝っている様に見えないって!
そんな事も有りながらこの私<天野美優>の1日が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます