米国大統領選挙の話
(漫才の会話です。 *:つっこみ担当さんです。)
「アメリカの大統領選挙もほぼ終わりですね。」
*「そうですね。」
「選挙の終盤では、バイデンさんが各州で次々と逆転するもんだから、トランプさんもいらついて、次々にツィートしたそうです。」
*「らしいですね。」
「それを見かねたグレタさんがツィートしました。」
*「17歳の、スェ-デンのかわいい環境活動家さんですよね。」
「『落ちたよドナルド、落ちた!』って。」
*「違うでしょ、『落ち着けドナルド、落ち着け!』でしょ。いつからグレタさんはそんなに悪態つくようになったんですか。」
「いつからグレたんですかねー。やっぱり、トランプさんのせいかなー。」
*「まだグレてないと思いますよ。何気に駄じゃれが入ってますけど。」
「ところで、今回の大統領選挙をハリウッド風のヒーロー映画のようにすると良いと思うんですよ。」
*「まあアメリカですからね。」
「正義の味方はトランプさんで、悪役はバイデンさんです。」
*「そうなんですか。何か逆のような気がしますけどね。」
「あくまでここだけの作り話ですから。こんな風です。バイデンさんとその仲間が『よーし、選挙に勝ってこの国をめちゃくちゃにしてやるー。』と意気込んでると、そこに空を飛んで駆けつけたトランプマンが言うんです。トランプマンといっても、あの白塗りのマジシャンさんじゃないですよ。」
*「分かりますよ。なんであのマジシャンのトランプマンさんが米国大統領選挙に絡むんですか。ありえないでしょ。」
「分かりませんよ。そこは超魔術やらイリュージョンやら何とかパワーとかを使って。」
*「いいから話を進めてくださいよ。トランプさんが、正義のヒーロー、トランプマンなんでしょ。」
「そうです!トランプマンはこう言うんです。『やめろー、バイデンマン!この国を乱すのは許さないぞー』って。」
*「あれ、何かハリウッド映画というより、日本のテレビアニメのような気がするんですけど。」
「気のせいでしょ。バイデンマンはこう言います。『出たなー、トランプマン!いつもじゃまばかりして。それ、訴訟攻撃だ。これでもくらえー。』って。」
*「まさに逆ですよね。」
「トランプマンがピンチです。『あれー、訴訟が多くて力がでないー。』って。そこにメラニアさんがやってきます。『トランプマン、新しい郵便票よ。それっ。』って。」
*「ますます、どっかで聞いた話ですよね、日本の。」
「郵便票を貰って選挙に逆転したトランプマンは言います。『元気百倍!トランプマン。トランプパーンチ!』」
*「トランプさんが聞いたらきっと喜びますよ。」
「バイデンマンはトランプパンチを喰らって、たまらず言います。『ぐわー、やられたー。おぼえてろよー。バイ・バイデーン!』って。」
*「はぁ。結局、それが言いたかったんですね。」
「分かります?」
*「分かりますよ。」
「バイデンさん、演説の最後に言ってくれないかなー。『じゃあ、皆さん、バイ・バイデーン!』って。」
*「絶対、無いですよ。」
「それなら日本に来たときに言ってくれないですかね。帰り際に、『日本の皆さーん、バイ・バイデーン!』って。」
*「ありえません!何でバイデンさんがそんな受けを狙わないといけないんですか。」
「無理かなー。この場を借りて、ぜひお願い致します。」
*「この場にそんな影響力は無いですよ。」
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