【基本事項】


◆お名前は?


 A.

 イザホの本名は、“屍江稻 異座穂しえいね いざほ”。中世の魔女狩りのイザボー・シェイネから取っているよ。


 ボクの“マウ”は、“マヴ”に変わるかもしれないって作者が言っていた。




◆どの作品ご出身ですか?


 A.

 自己紹介の時にも言ったけど、まだ連載どころかまだプロット作成中の作品に出る予定だよ。タイトルもまだ決まっていないから、なにかいいタイトルがあったら教えてね。




◆一行で作品のあらすじをどうぞ。


 A.

 とある町で起きた失踪事件を巡るサスペンスって感じかな。一行で表すなら。




◆作品内ではどのようなご活躍を?


 A.

 イザホとボクは、とある探偵の助手を始めることになっているんだ。物語の始まりはその町に引っ越してくるところから始まるから、まだその探偵との面識はないんだけどね。

 主人公はもちろんイザホだよ。ボクは……えっと……ワトソン役かな?




◆あだ名はありますか?


 A.

 まだ決まっていないけど、「イザちゃん」とか呼ばれるかも。

 ボクは……普通にマウでいいよね。




◆ご年齢は?


 A.

 これに関してはボクから説明するよ。

 ボクの年齢は生後1年半だね。だって、ウサギだもん。


 それで、イザホなんだけどさ……実は彼女、まだ1歳なんだ。

 見た感じ高校生ぐらいって感じでしょ? でもこれにはわけがあって……後で説明するね。




◆外見年齢は?


 A.

 上で言っちゃったからスキップだよ。




◆性別は?


 A.

 イザホを見た人は、みんな女の子だって言っているよ。まあ、ボクだって女の子っていう意識で彼女と接しているし、彼女もたぶん女の子の意識だと思う。


 あ、ちなみにボクもメスだよ。




◆血液型は?


 A.

 それに関しては言うのは難しいなあ……

 ボクはウサギだから、今のところH1型(ウサギの血液型は人間の血液型と違うんだって)の予定だけど、イザホは存在しないんだよね。




◆ニ親等以内のご家族の構成は?


 A.

 ボクたちは町から離れた屋敷に住むおばあちゃんに育てられたんだ。

 そのおばあちゃんがもう長くないってわかったから、ボクたちは自立するために町に引っ越すことにしたんだよ。




◆生年月日は?


 A.

 イザホは正式に(作者の都合でも物語的にも)決まっていないけど、しいて言うなら4月30日かな? 多分変わると思うけど。

 ボクはその半年前。今のところは10月ぐらいになるかな。




◆国籍は?


 A.

 日本だよ。




◆現在の住居は?


 A.

 物語の開始直後はおばあちゃんの屋敷だけど、すぐに舞台となる町の高級マンションに引っ越すよ。




◆種族・人種は?


 A.

 うん。そろそろ言っちゃおっか。ちょっとこの物語の世界観の話になるから長くなるけど、勘弁してね。


 君たちの時代からそう遠くない未来。その時代は、魔女狩りで使われていた魔術が認められた時代なんだ。ここまではありがちな話でしょ?

 でもその時代ではわざわざ材料を集めたり呪文を唱えたり生け贄を捧げたりはしない。代わりに、“紋章”を“物”に埋め込んで使うんだ。この“物”についてはなんでもかまわない。そこらへんの机でもいいし、衣服でもいい。なんだったらサイバーパンクの世界で身体に機会を埋め込むように、自分の身体に紋章を埋め込んだっていいんだ。

 この紋章の技術が発達したおかげで、衣服に埋め込んだ紋章に触れるだけでいつでもファッションを変えられるし、知能を高める紋章をおでこに埋め込むことで義務教育は小学生までになった。

 でもなんといっても目玉は、新たな種族が生まれたとも言えることかな。犬や猫といった本来は人間ほどの知能を持たないペットに紋章を埋め込むことで、二足歩行で立って喋るほどの知能を持つことができる。そして、まったく生き物とは呼べない、そこらへんの石ころや君の持っているスマホでさえ、知能と人格、そして感情といった複数の紋章を埋め込むことで自我を持たせることができる。


 もう気づいたよね。ボクは紋章によって知能を持ったミニウサギなんだ。

 ウサギは声帯はないはずだけど、これも紋章のおかげで喋ることができるんだよ。


 そして、イザホなんだけど……ちょっと昔話させてね。

 過去にとある町で起きた、連続殺人事件。被害者は5人。遺体はそれぞれ頭と胴体、右腕、左腕、右足、左足といった、一部のパーツでしか発見されなかった。

 その後、その遺体を誰が引き取るかでもめていたんだけど、ある人物が引き取ることにした。それがおばあちゃんだったんだ。


 紋章が発達した今では、死体に息を吹き返すことはたやすかった。知能や人格、感情に加えて、死ぬ前までの記憶を封じ込めた紋章を埋め込めば、死体に魂が戻ってくる……って言われているんだけどね。

 でも、脳は死んだままだし、単に記憶をコピーしただけの偽物だって考える人が多かった。だから、みんなもめちゃったんだよね。


 まあ、そんなことでバラバラとなった死体を繋ぎ合わせて、紋章で自我を与え、おばあちゃんに引き取られた死体こそ……イザホなんだ。

 こうして聞くと、ゾンビみたいに思うかも知れないんだけど……正確には、フランケンシュタインの怪物かな。だって、イザホには被害者の誰の記憶も入れられなかった。被害者の生まれ変わりではなく、生まれたばかりの人格を持つ動く死体として、おばあちゃんは引き取ったんだ。


 ……なんだか、長く喋りすぎちゃった。次の質問に行こっか。




◆使用言語は?


 A.

 日本が舞台だから、ボクもイザホも日本語だよ。

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