第330話 壊されたアイ?
私は言葉のなかに秘密を
君は仕草のなかに秘密を
暗闇のなかで出会った秘密を
ある日、第三者にブチ壊された
そんな事くらいで壊れるアイじゃないと
信じていたのに
多勢には敵わなくて
手を離してくれたのは君だった
さよならも言えず
まだ君を想って
まだ私は始まるのを待っている
君が送ってくれた誕生日の写真
私が送った誕生日のケーキ
このアイはオワラナイ
写真が消えないように
ケーキの火が燃え続けるように
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