第304話 ダンボの葉っぱ
ダンボはサーカスに売られてねずみと出会う
ねずみは臆病なダンボにそこらにある葉っぱを鼻にもたせて
「これは魔法の葉っぱ、君は飛べるんだ」と魔法の言葉をかける
葉っぱがダンボの鼻にすいこまれお守りをなくし混乱したダンボにねずみが言う
「あの葉っぱは魔法なんかじゃない、君は飛べるんだ」
私は親が大病をしてからずっといろんな種類のパワーストーンをつけていた
まるでそれがないと乗り切れないように
まるでダンボの葉っぱのように
でもある日、気がつく
お守りじゃなく乗り切ってきたのは自分と支えてくれた周りの人だと
パワーストーンは、今は静かに暗い場所で眠っている
消えたダンボの葉っぱのように
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