第6話 由依ー主人公の素質
歓声がひとまず落ち着いた頃。
「おい、この者達に例のモノを!」
王がそう命じると兵士の一人が何やら板のようなものを複数枚用意してきた。板?
板ってことは、ステータスを表示するタブレット的なやつと思えばいいかな?
「これは………?」
首を傾げるクラスメイトたち。兵士はとりあえず全員の保護者的存在である担任の矢沢聡史に10枚程度の板を手渡した
「それは、ステータスプレートである」
「ステータスプレート………」
はい正解。『ステータスオープン』は本人にしかみれないからかな。
それを他人に見えるようにするためのものだろう。
しかし、レベルや能力まで見られてしまうのは困るな………。
さらに言えば、国が管理しているだろうものに、そう言った情報を任せたくない。
とはいえ、免許証のようなものと思えばまぁ納得はできなくもない、かな。
「今は手元にそれだけしか無いが、近日中に全員分のステータスプレートをそろえよう。それは我が国が発行している身分証のようなものだ。無くさぬように気をつけてくれ」
先生は、渡された板を一枚だけ自分の分に取ってから、何とはなしに近くにいた凄腕マジシャン、加藤消吾に手渡す。
突然手渡された大事なモノに対して、「え、ワイに渡されたっちゅうことは消してもええのん!? 戻らんくなってまうで!?」と渡されたプレートを一枚取ってから消吾の隣にいた
「そんじゃ俺っちも一枚だけ拝借するっぜぃ。ほい、虹色どん。」
「ああ、助かるよ」
佐之助は一枚取ってからこれまた近くにいた光彦に残りの7枚を手渡す。
光彦はそれを生徒会メンバーである、ルル、瞬、リキ、そしてユカリコに手渡した。
「えへへ、はい、俊平君」
「ふえ? あ、ありがと、縁子ちゃん」
光彦に最後に手渡されたユカリコが残りの2枚を俊平ちゃんに渡す。
先生が近くにいた消吾に手渡したことから始まった謎のプレートリレー。
先生がが初めから自分の独断で選んでも文句などなかっただろうけど、生徒の自主性に任せると言った手前、そう言うことも生徒自身に決めさせた方がいいと思った結果かな。
まさかリレーになるとは思わなかったけど、まぁ、周りもやってたら続けてしまうのが日本人っぽい。
「えっと、最後の一枚だ。妙子ちゃん。いる?」
「うむ。では儂が貰い受けよう。」
なんとなく手渡されてしまったそれを、一枚だけ自分の分として手元に置き、ラストの1枚を近くに居た妙子ちゃんに手渡した。
身長の低い俊平からプレートを受け取る際、顔は下を向いているはずなのに、頭の上に乗っている葉っぱはなぜか頭から落ちない。不思議である。
プレートは数が足りないため、クラス全員分は無かったが、後日用意するという話なので、慌てず騒がず生徒たちも待っている。
というか、私もタツルも、『ステータスオープン』でネタバレしてるから、別に必要としていないんだよね。
「それで、このプレートをどうすればいいのですか?」
先生の質問。
プレートを渡されたはいいが、見る限り、ただの鉄の板である。
スマホよりも薄く、スマホ程の大きさだ。何かが表示されている様子もない。
振ってみて、指ではじいてみて、曲げてみても特に変化をもたらさないそのプレートに何の意味があるのかが分からず、王に詳細を聞いた。
「そのプレートの表面に血を垂らすことにより、その者の情報をその板に刻み付けることができるのだ。個人の登録が完了すると、そのプレートは完全に血を垂らした者の所有物となる。魔力の波長で承認されるから偽造はできんぞ」
「なるほど………血を垂らさないといけないのか………」
プレートを持ってきた兵士とは別の男が、小さなナイフを持って来ていた。
コレで指先を刺せということだろうか
「あ、僕は朝ごはんを作ったときに指を切った傷跡があるや―――あっ!」
「コレは俺が貰うわ」
意外にも家庭科の成績は言い方の俊平ちゃんが呟いて
絆創膏を剥いでその血をプレートになすりつけようとしたその時。
俊平のステータスプレートを横から赤い髪の少年が掻っ攫ったのだ
ピンとプレートを指で上に弾くと、クルクルと回転してパシッという音と共に赤い髪の少年――チンピラ信号機の赤である赤城雄大の指の隙間に収まる。
「ちょっと赤城くん! それは私が俊平君に渡した物よ! 俊平君に返しなさい!」
「あん? 別にいいだろ。そのうち全員に配られるんだ。早いか遅いかってだけだ」
「だからって人から取るのはいけないよ!」
人のものを平然と取る赤城に憤慨するユカリコ。
しかし、赤城はそんなユカリコの言葉も鼻で笑って俊平を見下ろした
「はん、おいチビ介。こいつぁ俺が貰ってもいいだろ?」
「ひぅ! う、うん………僕は後でもいいよ………」
頷くことしかできない小心者の俊平ちゃんは、おとなしく赤木にステータスプレートを差し出すしかないのだ。
彼は俊平ちゃんからステータスプレートを盗った罪悪感は無い。
その様子を見て、光彦が眉根を寄せる。
タエコちゃんや佐之助と言った俊平ちゃんと親しき人間も眉間に皺を寄せて赤城を睨んだ。だが、被害者である俊平ちゃんが「後でもいい」と言っている以上、そこを深く掘り下げるわけにもいかないもどかしさ。
「へっ、初めから俺に寄越せってんだ」
赤城はそのまま右手の平にプレートを押し付ける
それは、この世界に召喚される前に椅子で教室の窓を割ろうとして割れなかった時にその反動で手のひらの皮がむけてできた傷だ
手を離すと、ステータスカードは淡く光を発する。
しばらくすると、なにやら文字が浮かび上がるではないか。
その様子を見て、聡史や消吾、佐之助といった面々もかさぶたを剥いだり小指の先にナイフの切っ先で突っついたりしてステータスプレートに血を垂らしていった
浮かび上がった文字を見て、一同は眉をしかめる
―――――
●▼◆:
×Д:○◎▽
ξΨ:<■□Ω>
Ψ:ω〟Ш
^Д^m:ωξΨ
Шχ:ξ〇Ю
∽£:£∽£
☆ω〟Ш:ξΨ〇
ξ★:χ▼н
Ш∽£∽:ξШ☆
Ш☆:ξ・£・ξ
ξ★:<〇><★><ξ><ξ£ξ〇>
нΨ:<×_▼ξ>
―――――
「よ、読めない………」
「………なるほどのぅ」
「ま、当然だっぜぃ」
当然ながら、全く知らない言語ですべてを書かれているため、読むことができなかった
俊平ちゃんからステータスプレートを奪った赤城ももちろん同様である。
奪った意味など初めからなかったのだ。
周囲の生徒たちからクスリと笑われて顔を赤くした。
「そうですか………では、わたしがプレートを預かって読み聞かせますねっ!」
「頼んでもいいか?」
光彦の手を取って頬を染めながらプレートを預かるミシェル。
「ひっ!?」
その周囲に居たクラスの女性陣はこぞって殺気を飛ばし、ミシェルがキョロキョロと殺気の正体を探るが、そこにはにこやかにほほ笑む女の子たちしかいなかった。
私? 私は別に光彦くんのこと好きでもないからどうでもいいよ。
「そ、それでは、読み上げますね! そうだ、勇者様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
そういえば、自己紹介がまだだったことを思い出し、ミシェルは光彦の手を―――殺気が放たれたため握ることはなかったが、手を降ろして光彦の眼を見つめる
「ああ、虹色光彦です。よろしくおねがいします、ミシェル様」
「呼び捨てでも構いませんわ、光彦さま」
―――――
個体名:
種族:異世界人
筋力:150
敏捷:150
魔力障壁:100
魔力:50
通力:200
魔力浸透:200
器用:100
魔法適性:光・火・雷
スキル:<聖剣召喚><瞬動><破斬><纏魔剣><リミッター解除>
称号:聖剣の勇者
―――――
コレが光彦のステータスであった。
個体名に何も記載されていないのは、まだ名前を登録していないからかな。
ステータスオープンをしたときと大差ない。
ただ、スキルがすでにあるってのが天才のすごいところだ。
それに比べたら私の能力はクソザコナメクジね。
予想通りの勇者っぷりに私とタツルもにっこりだ。
「一般人のステータスだと、だいたいすべて20から30くらいです。」
「なるほど、数値もそんなに高いのか………」
ミシェルの説明に光彦はまじまじと読めない文字で書いてあるそのプレートを見つめる。
私はすでにインフレの予感がぷんぷんしてるけどね。
「はい! この国の騎士団長のダンと遜色ないレベルかと!」
「ふうん………でも、俺達は戦闘経験の全くない素人だ。現職の騎士団長に勝てるとは思えないな」
「そこは勇者様方の鍛錬次第です! <
キラキラした瞳で光彦に熱くそう語るミシェル。
光彦のステータスを聞いて、クラスメイトたちも『チート来た!』だの『俺TUEEやりてえ』だの『俺は誰だ!?』だの言いたい放題だ。
それほど、自分の持つ能力の詳細が気になっているのだ。
後日同じものを渡されるとはいえ、それは仕方のない事と言えた
「なあなあ姫様! 俺のステータスの詳細も教えてくれよ!」
ずいぶんと光彦に執着しているらしいミシェルに痺れを切らし、ミシェルに自分のプレートを見せたのは、100m走ジュニア記録保持者の早風瞬だった
早風瞬。彼は幼少期から陸上選手に成るべくして育て上げられた天才である。
両親は共にオリンピック陸上競技の出場者。その息子である彼がサラブレッドとして親から受け継いだその足と、さらには整ったその顔で学校内でも光彦に次ぐ人気を誇っている。
彼は自分の思い通りに行かないことは腹を立ててしまう少々ワガママな性格になってしまい、女遊びも激しい。
そんな瞬は、ミシェルを一目見た瞬間から、彼女に一目ぼれしていたっぽいね。スッと通った鼻筋。蒼い瞳に金糸のような美しい金髪。ホレるなという方が無理な話であった。
思い通りに行かない事の方が少ない彼は、彼女もそのうち自分が好きになるに違いないと全く疑っていない。
やや押しが強すぎるせいでミシェルは少し引いていたが、それでもイケメンからの頼みである。彼女は快くそれを引き受けた。
―――――
個体名:早風瞬
種族:異世界人
アビリティ:<韋駄天(ランナー)>
筋力:100
敏捷:250
魔力障壁:100
魔力:50
通力:100
魔力浸透:100
器用:50
魔法適性:雷・風
スキル:<瞬動><縮地><刃蹴><空歩>
称号:韋駄天の勇者
―――――
「こ、これは………速さが飛びぬけております! すごい、こんなステータスはみたことがありません! この国では敏捷が200を超えるような方はいらっしゃいませんので、本当にすごいことですよ!」
「へっ、当然だぜ。誰も俺に追いつけやしねえんだ!」
「しかも、<韋駄天>なんて、新種のアビリティですよ! きっととてもすごいに違いありません!」
どうだすごいだろ、と言わんばかりに胸を張る瞬。
そらから後も、しばらく「ねえ、好きな食べ物って何?」だの「婚約者っているの?」だの、しつこくミシェルに付きまとっていたのだが、それを押しのけるように巨体がぬっとあらわれた。
「うお!?」
「………。」
「てめ、なにすんだよリキィ!」
「………。」
「あ? しつこいだぁ? 姫様は一言もそんなこと言ってねえだろ! 余計なことすんじゃねえよ!」
ドスッとその鍛え上げられた足を、その巨体――
だが、その異世界に来たことによる筋力の変化などものともせずに何事もなかったかのようにピンピンしている。
「………」
「………ちっ。わぁったよ。姫様。このノッポのステータスも見てやってよ」
無口なリキと、なぜか会話が成立しているのは、彼が幼馴染だからかな。
まあ、私もタツルが考えていることは無言でもわりと分かる方なのでなんともいえない。
無言のやり取りの後、なにかしらに決着がついたのか、瞬が折れてミシェルから離れた
「え、ええ。わかりました」
松擦力は、中学生ながら身長が2mに迫る巨漢だ。
体重も100kg近くある。しかし、それは無駄な脂肪など全くない、芸術的なまでに磨き上げられた美しい筋肉の塊であった。
学制服に身を包んではいるが、はちきれんばかりのその筋肉に、今まさに学ランの第1ボタンがはちきれてどっかに飛んでしまっていた!
その圧倒的な迫力に、ミシェルや王も眼を見開くしかない。
腰を折って、ミシェルに目線を合わせながらステータスプレートをミシェルに手渡す。
リキの掌は小柄なミシェルの頭を簡単に握り締めてしまいそうなほど大きく、スマホ程の大きさがあるステータスプレートも、どこかつまんでいるような印象さえ与えていた。
そんな彼はバスケットボールや柔道部、バレー部などからも引っ張りだこ。陸上競技も砲丸投げ、ハンマー投げ、やり投げ重量上げといったパワーを使うものでは学校のエース級の生徒さえもぶち抜く成績を誇っている。
大きなガタイをしている割に、かわいいモノが好きという一面もあり、そのギャップからか、女子からの人気も高い。
すれ違うたびに俊平ちゃんの頭をポンポンと撫でる姿も確認されているため、もしかしたら“小さいモノ”が好きなのかもしれない
そのたびに俊平ちゃんが「ぴゃー! なでないでー!」と喚いているのはご愛嬌だ。
文学少女の本田ミオちゃんが「リキ×俊………いいかも」とか言ってるのも、わたしはしたり顔で「わかる」とうなずくしかない。
―――――
個体名:松擦力
種族:異世界人
アビリティ:<要塞(フォートレス)>
筋力:300
敏捷:30
魔力障壁:200
魔力:20
通力:100
魔力浸透:30
器用:10
魔法適性:重力
スキル:<不動><威圧><爆拳骨><巨大化>
称号:要塞の勇者
―――――
「魔力値や敏捷は低いですが、これはいくらなんでも、筋力が異常すぎです………。しかも<
どうやら、生徒会メンバーはぶっ壊れた性能を持っていたらしい。
「………?」
「ん? ああ。姫様。普通のアビリティってのはどういうのなんだ?」
ミシェルのつぶやきに疑問を思ったらしいリキを瞬が通訳してミシェルに聞くと
「え、ええ。アビリティを持つ者は5人に1人程度でよくあることなのですが………そういう人は大抵常人よりもステータスが高い傾向にあります。では普通のアビリティなのですが………<剣士>や<武道家>、<足軽>に<戦士>、<重戦士>などといったものなのですが………なんと説明したらよろしいのでしょう。あなた方のアビリティはそういったアビリティの数段階上をゆく、特別なアビリティなのです」
どうやら、アビリティにも強さのランクがあるらしい。
下級 中級 上級 超越級 伝説級 といった具合である。
<
下級に<剣士>
中級に<重剣士>や<双剣士>
上級に<剣闘士>
超越級に<剣聖>
最後の伝説級に<
といった具合だってさ。
それ以外にも、“ユニークアビリティ”を持つ者もいるんだとか。
ユニークアビリティとは他と被らぬ自分のみが持つアビリティ。もしくは希少性の高いアビリティのことを言う。その効果は強力で、ほぼ確実に“上級”“超越級”以上の強力なアビリティとなるらしい。
新種だった瞬の韋駄天なんかもそうなんだって。へえ。
でも、ステータスに書かれていないから、この世界の人たちが呼称しているだけなんだろうね。
とはいえ、強力であることは変わりなさそうだね。
「………。」
「なるほどね。だいたいわかったぜ。次は縁子あたりが調べてもらえよ」
本当に理解しているのかいないのか、瞬は目を瞑って『理解してるぜ!』と言いたげに頷いた。
たぶん理解していない。
「うん、わかった」
「では、その次は私だな」
だが、そんな難しいことは考えを放棄することで解決する。
彼は次にユカリコとルルのステータスを見てもらうように促し、ユカリコはミシェルの前に歩み出た。
なんか長くなりそうだから、あとでタエコちゃんにまとめてもらおっと。
もちろん、数値なんかは全部無視してもらってね。
「タツル。誰が主人公だとおもう?」
と、私が聞くと
「光彦のフワッとした宣誓に同調しなかった奴が、不審がっている主人公の可能性は高い。」
先の宣誓を思い出す。えーっと………。
「それって、
「………。だよなぁ………。」
なんて頭を悩ませていたその時だ。
「樹にゃん、由依にゃん。あれをみるにゃん!」
こそこそと近づいてきたタナカちゃんが、謁見室の角を指差した。
「うん? 俊平ちゃん?」
そこにいたのは、ステータスプレートを
「なんかもじもじしてんな。」
「あれは俊平にゃんがおしっこを我慢している顔にゃ。」
「俺たちは何を見せられているんだ?」
タナカちゃんに俊平ちゃんのおしっこを我慢している姿を見せられる気持ちにもなってほしい。
あれ? 小さな男の子と女の子が俊平ちゃんに話しかけてる。
言葉、わかるのかな?
「玉座の近くには、美人のミシェルの他に、10歳程度の男の子と、5歳程度の女の子がずっといたにゃん。おそらく第一王子と第二王女にゃん。」
「ほむ。」
「あのショタはずっとちびっ子の俊平を気にしていたにゃん!」
「ほむ?まあ、俊平ちゃんはクラスで一番背が小さい小学生レベルだからね。見ちゃうのもわかるかも」
「で、第二王女らしきロリっ子もおしっこを我慢してたにゃん。」
「つまり?」
「気遣い上手な王子がロリを連れていっしょにトイレに連れてってあげようとしているにゃん!」
「俊平、子供に世話焼かれとる!!」
この通常では考えられないようなポンコツムーブは、主人公にも当てはまりそう!
まさか、嘘でしょ。
俊平ちゃんが主人公!?
「まさか、俊平が主人公だとでも?」
「可能性がないわけじゃないにゃ!」
いや、たしかに俊平ちゃんは非力ないじられキャラだ。
チンピラ信号機にはよくちょっかいかけられているが、クラスの愛されるべきマスコットだ。
その辺は主人公としての素質はあるのかも?
「ちょ、ちょっと俺、確認してくる!」
タツルが早歩きで謁見の間から出ようとする俊平ちゃん達を追いかけた。
扉の辺りで追いついたタツルが俊平ちゃんの耳元で何かを囁くと、俊平ちゃんは何事かの返事をして、お腹を押さえた。膀胱の決壊が近い。
タツルが王子に「俊平をよろしく頼む」と伝えたのが見えて、タツルはコチラに戻ってきた。
「ど、どうだった?」
「………俊平にステータスオープンを唱えてもらった」
「にゃにゃ!? 結果はどうにゃ!? 田中にも早く教えるにゃん!」
「
地雷だあああああああああああ!!!!!!!
これもう確定だよぉおおおおお!!
「あまりの衝撃に………俊平、ちょっと漏らしてたよ。」
そりゃあねえ!!!
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