【おまけ】ありさの怒り〜その後〜
「てか、シオンはどうしておじいちゃんとメル友になったの?」
ありさが何気なくシオンに聞いてみた。
「前に一緒に家に行った時あったじゃん?あの時意気投合して連絡先交換した」
なるほど・・・。私がいない間に二人で話ししたのか・・・。
「なんの話ししてたの?」
ありさは気になってシオンに聞いてみた。
するとシオンは頬を赤く染めて目を下に向けたと思ったらすぐにまっすぐありさを見て
「内緒!男同士の話だ」
そう言って、下を向いてしまった。
そんな反応されたらもっと気になるじゃない。
ありさは心の中でそう思ったがシオンがこれ以上聞くなと言わんばかりのオーラを放っていたため聞くのをやめて、首をひねるのでした。
シオンside
ありさから祖父とメル友になった経緯を聞かれた。
だから俺は正直に答えたが、その答えが原因で墓穴を掘りそうになった。
顔が暑い・・・祖父との会話を思い出してしまったじゃないか。
ありさに気持ちを伝えるのはまだ早い。
まだ伝えてはいけないのだ。
今はまだこの関係で十分だし、下手に困らせたくない。
だから俺は今はまだ、この関係を壊さないようにありさに接する。
時が来るその日までに、ありさに男として見てもらえるように努力しよう。
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