ありさの休日
夏休みが終わり、私達は学校のある日常を送っていた。
そんなある日の休日。
私は一人でお出かけをしていた。
シオンはというと、友達と遊びに出ている。
そんなことで家にいても暇な時間を過ごすだけだし。
さぁ、どこに行こうかな。
そんなことを思いながら、商店街を歩いていると、ファミレスが目に入った。
あれ?あんな所にファミレスなんてあったっけ?
私はそのファミレスが気になって入ってみることにした。
「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」
私が入ると可愛らしい店員さんが迎えてくれた。
私は席についてメニューを開いた。
「結構美味しそうな食べ物がいっぱいあるなぁ」
よだれが出そうになり、口をふいて何を食べようか考えていた。
「これにしよ」
私は、おすすめに書いていた特大パフェを頼んだ。
実はわたしは甘いものが大好きで、甘いものならいっぱい食べることができるのだ。
「楽しみだなぁ」
そうニヤニヤしながらパフェが来るのを待っていた。
そしてパフェがやってきた。
私の顔がすっぽり隠れるくらい大きなパフェがきて、周りがざわざわしているがそんなのは関係ない。
ワクワクしながらスプーンを手にとった。
「いただきまーす」
私はパフェを食べ始めた。
私がパフェを食べている時、店内にいた人たちが興味本位で見てくる。
「食べづらいなぁ・・・」
そう思ったが、私はお構いなしに食べ進めた。
そして数分でペロッと完食した。
「ごちそうさまでした」
私は口を拭きながら余韻に浸っていた。
私が完食したことにより、周りが騒がしくなった。
「ねぇちゃん、小柄で細いのによく食べるねぇ」
知らないおじさんが話しかけてきて、「ありがとうございなす」と一言言って私は会計を済ませて外に出た。
「私だってこれぐらい食べるわよ。見た目で判断しないでほしいわ、まったく。」
そう小声で言いながら、私は家に帰ったのでした。
「今度はシオンと一緒に来ようかな。」
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