第一章 スタートは後ろからで・・・(2) 梓川 梓紗:(あずさがわ あずさ)サイド
先日、化学準備室の一人掃除の翌日、
「アズアズ、昨日はごめんね、」
私(梓川)の幼馴染で仲のいい友達の、三木谷 美紀(みきたに みき)ちゃんが
誤ってきた、私とは違って、普段ポニーテールでちょっと気が強そうだけど、可愛いと感じも有る女の子だ。
「しょうがないよ~、ミキミキ、クラブ有ったし、さぼって手伝って
くれようとしてくれただけ嬉しいよ~」
ほんと、ミキミキ優しい、でも春日くんが手伝ってくれたことは
恥ずかしくて黙っていた。
その後は特にクラスの立ち位置が変わる事も無く、
ミキミキと他幾人かの友達と過ごしながら、週末の土曜日を
迎えた、
土曜日は放課後は家族で、大学生の兄の運転で
近場のホームセンターへ買い物に行くことになった、
特に予定も無かったので私も付いていく事にした。
食材とか日用品の買い物が済んだ後、各自好きなものを見るということで、
一時解散になって、
私は特に欲しい物もなかったので、アウトドアショップで
なんとなく目に止まった楽そうな
キャンプ用の椅子に腰かけて、まったりしていたら、
「お客様、座り心地は如何ですか?」
と、突然声をかけられた、
いえ、椅子に座って、まったりしていただけです、欲しい訳では・・・
と声を掛けてきた来たほうへ、
「あ、良いです、でも・・・って春日君?」
春日君だった、
「買い物か?」
と聞いてくる、
「うん、家族で車で来ていて、少し疲れたから一人で、
なんとなく座り心地良さそうだなって・・・」
なんで、春日君がいるのか気になって、
「春日君は?」
と聞いてみる。
「ここ俺のバイト先、」
とお店のロゴエプロンを見せてくる。
「そうなんだ・・・」
「それより、お客さまその椅子、如何ですか?」
と聞いてくる
「あっ、良いけど私キャンプとかしないし・・・」
「まあ、たしかに、その大型のキャンプチェアだと持ち運びとか大変だしな、オートキャンプとか
その辺りの利用が前提だな、部屋とかベランダとか庭で使うのも有だが」
「そうなんだ、」
「実際、持ち運びとか考えるともっと小さくてコンパクトでも
それなりに座り心地の良いのがお勧めかな、フレームがしっかり
してて、寛いで座っても平気なのがおすすめかな」
一様近くに有った、折り畳みキャンプチェアの小型のを進めてくる
「チョット座ってみな、」
「うん、」
と腰掛てみる、
「どうだ?」
なんか可愛いサイズなのに座り心地は中々良いかんじで
「うわっ、なんか可愛いサイズなのに意外と座り心地いいね、」
「そうだろ、まあそんな椅子に座りつつ綺麗な景色や星を見ながら、
薪を囲んで作ったキャンプ飯は旨いんだ、小型の炭コンロで焼肉とか焼き鳥とか最高だね、」
確かに良さげだけど、今は冬だよねキャンプとかありなの?という感じで聞いてみる
「そうなんだ、ホントに美味しいの?それに今の時期は寒くない?」
すると、なんかわかってないな~みたいな感じで、。
「キャンプ飯は本当に美味いんだ、それに寒い時期だから、薪が染みるんじゃん」
「ほんとかなあ~」
「あと、小さいけど鍋なら携帯コンロでも作れるし、ラーメンとかパスタとか麺類も美味しいんだ、
こればっかりは、実際経験しないと分からないかな、」
「あっ、スープパスタとかいいね、でも私そうゆう機会ないし、」
「そんなに言うなら、今日近場で簡単ソロキャンプすっから、ランチだけだけど来るか?」
「ランチ?」
まあ、ご飯だけなら良いかなと思って
誘いに乗ってみる、
「わかった、ご飯だけだよね、」
私にしては大胆かなとおもったけど、
春日君、人畜無害感が有るし。
「もしかして来るのか?」
「だから、ご飯だけだよね」
あくまでもご飯だけを強調するように、
「一様は近場と言っても、バイク移動なんだが、二尻平気か?」
と聞いてくる。
「ニケツ?」
「二人乗りの事」
「別に平気だよ、二人乗りだけだよね?」
自転車で二人乗りなんて、昔は兄とよくしてたし、
今時、中学生でも気にしないよね。
結局、簡単な注意事項を聞いて近場のコンビニで、夕方待ち合わせになった。
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