夢見た未来
ガンベン
第1話
小さい頃に見てた夢
憧れの人や仕事
あんな人になれたら良いな
こんな仕事出来たら良いな
それをかなえるために
まねしたり、勉強したり
時に夢を見るのが辛くなったり
それでも諦めたくなくて
もがいてみたり
でも、そうはなれなかった。
なりたくても、なれなかった。
自分が情けないって思う時もある
そんな風に思うと今までの
人生の分かれ道を振り返りたくなる
あの時、選んだもう一つの方の自分は
元気かい?
上手くやってるかい?
そんな事を思うときがある
そんな後悔のような気持ちが胸に広がる。
胸が締め付けられるぐらい苦しいなあ
寂しいなあ。あのもう一人の自分がいたかもしれない。
あの時の選択の先を長いこと思い浮かべてみた。
長い間、なれなかった自分を夢見てた。
そこでパッと、声がした。
元気かい。もう一つの世界じゃない今の世界で会えた人たち。
ありがとう。もう一つの世界では会えなかった人たち。
色々あるけど、時には嫌になることもあるけど
こっちの世界も悪くないさ
だから、そっちの自分も楽しんで。
こっちは、こっちで楽しむからさ。
いつか選んだもう一つの道につながる日が
来ることを信じて
その日を夢見て
今日も頑張るからさ。
今選んだ道で出会えた人たちと一緒に
あの日の別れ道の合流地点が
あることを信じて。
夢見た未来 ガンベン @gangbenzhuoye
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます