元FPSプロゲーマー。現在は別の世界で無双してます。
ハヤしらいす
第1話元FPSプロ。異世界に立つ。
あれ……?
「は!?」
なんだここ?確か俺、上沢裕二は、昨日アメリカであったFPSの大会に出てたはず!?準優勝だったなぁ…。あそこの立ち回りさえ間違えなければ…って!そんなこと考えてる場合じゃねぇ!ここどこだよまじで、なんで平原にいるんだよ。現在地は?ここアメリカのどこだっけ?うーん。知らん!
「スマホで検索だなこれ。……ん?あれ?圏外?ふざけんじゃねえぞ!なんでだよ!」
思わず叫んでしまった。
oh...
俺、これからどうなるんだろ?まぁ、とりあえず人探すか。重要なのは、現在地を把握することだ。ここかどこかも分からずに、むやみやたらに行動すると命取りになるからな。FPSでも相手の位置、自分の位置を確認することは大切だ。これを怠ると挟まれて余裕で終わるからなぁ。とりあえず待って見るか。
——3時間後
「誰も来ねぇぇぇええええ!!!」
何故だ!?俺、間違ったことしたっけ?あぁ、やばい。夜が来そう。だいたい夕方の6時くらいか。アメリカにしてはやけに暑いな。ここマジでアメリカなのか?いや、アメリカじゃないならどこだよ?まさか、俺の実力に嫉妬したやつが、俺を攫って平原に放置したのか!?有り得る…。いや、なら殺した方がいい、3時間近く誰も通ることがないなら、いっそ殺した方がマシだ。こんな回りくどいことしなくていいじゃん。いや、嫌がらせなら…。はっ!まさかドッキリか!?ならやられたなぁ…。そろそろ仕掛け人出てきてといいんじゃない?
「うぉーい!そこら辺にいるんだろぉ?出て来いよォ!」
ガサガサ...
やっぱりか!よかっ......!?なんだよこの怪物!なんで頭がライオンでしっぽが蛇なんだよ!ん?見たことあるぞ?これキメラじゃね?こんなの現代にいる…わけねぇだろがぁぁぁあああああああ!
何?何なのこれ!どう考えてもアウトでしょ?俺死ぬよね?こいつに襲われて死ぬよね?うわ。人生オワタ\(^ω^)/
『スキル:銃作成Lv1 を使用して銃を作成しますか?』
あ?何この声?脳内に直接語りかけられてるんだけど?いや、そんなことなんてくそどうでもいい!
「作りまーーーーす!」
『スキル:銃作成Lv1 を使用しました。アイテムボックスに拳銃が収納されています。取り出しますか?』
「もちろんYESだぜ!」
うぉ!ほんとに手に拳銃が出てきた!ファンタジーだな!これ、今日本で人気の異世界転生じゃね?まじか! そんなことどうでもいい!今は目の前のキメラを……
グォオオオオオオオ!
弾は12発分しかない。急所を見極めて打たないと…。多分ヘッドショットだよな?あってるこれ?まぁやってみるか!
パァッン!
勢いよく放たれた弾は、キメラの頭を貫き飛んでいった。
「やべぇ。これ俺最強じゃね?」
とりあえずキメラを、アイテムボックスに入れてっと。よーし!これでおけ!って、アイテムボックスってなに?銃作成Lv1ってなに?これステータスとかあるんちゃうか?多分ステータスオープンとか言えばいいんじゃね?
「ステータスオープン」
名前 上沢裕二
ステータス
Lv10
HP152
AT51(アタック)
DF60(ディフェンス)
SP200(スピード)
MP240/300(マジックポイント)
スキル:銃作成Lv2 韋駄天Lv1 魔導の申し子Lv1 アイテムボックス
ふーん。これが俺のステータスか。SPとMPがやけに高いな。韋駄天と魔導の申し子ってスキルのおかげかな?まぁいいや、使ってけばわかるでしょ!
「って!俺、異世界来ちゃったのぉぉぉお!」
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