カタルシス~科学と地球編~

「モドレナイ」と

曖昧な物語にも熱を増し

あらゆる粒子達が愛を求め始める

さぁ神に訴えよ

精神が足掻き墜ちる前に

心が無くなる前に


知識なんか必要無い

思いなど此処に無いから

もうすぐ全て消えるだろうけど

このサヨナラは全世界で正解なんでしょう?


白く歪んだ

瞳の奥は未来が見えているの?

小さな幸福に奪われた

一つの星、今はもう月と呼ばれてる

弾丸の様に弾け飛ぶのはいつになる?


気がつけば太陽は無くて

綺麗に形通りの灰と黒いだけの景色

明かりを発するのは唯一星だけ、暖かさなんて無い

雪の国の様な月の国



「モドレナイ」と

暗闇も辿り歩けばいつもそう

愛しい邪魔者達が裾を掴んで離さない

さぁ神よ、答えよ

心臓が腐り果てる前に

記憶が無くなる前に


時計なんか必要無い

時間など此処に無いから

もうすぐボクも消えるだろうけど

この絶望の銀世界で何を願えば良いの?


黒く染まった

闇の中から何が生まれていくの?

宇宙の意志に遊ばれて

小さな星、今はもうなんと呼ばれてる?

弾丸の様に弾け飛ぶのはいつになる?


返してと誰に叫ぶの?

自ら望んだ世界に

喜びが欲しいのは分かっていたのに

自分じゃ何も、誰かのせいに、人頼りに

矛盾な他力本願で

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