嘘のつき方~魔女の帽子編~
小さな角の生えた女の子
一人で歩いているよ 怯えながら
姿形は変わらない ただ角がある
願いはただ1つ「人間」になりたいと
罵声、暴力は傷をつけるだけでなく
既に真実として苦しめる
まだ小さな心の鬼の子
探しに歩いているよ 人を気にしながら
願いが叶う嘘を信じて
世界にただ1つ願いを叶える
森には魔女がいるという
嘘を真実として歩き出す
彼女は樹海を歩く
気が遠くなるまで歩きつづける
ただ「人間」になりたい
それだけの想いを胸に 深くまで
彼女はもう戻れないと分かりながら
願いを呟きながら倒れ行く
小さな身体を抱き上げた大きな手
「願いは叶えた」と
触れた事の無い暖かさの中で眠りについた
まだ小さな子供の戯言
「探して会って見たいね」 噂によるのなら
世界にただ1つ願いを叶える
森には魔女がいるという
大きな帽子を深く被った優しい魔女らしい
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