第4部に登場したキャラクター&作中用語の解説(ネタバレを含みますので本編読了後に読むことを推奨)
今日も元気に炎上している我らが主人公。
今回は義母(担当イラストレーター)である加峰梨子(柳生しゃぼん)の頼みで先輩である蓮池陽彩(魚住しずく)に協力してゲーム大会に参加することとなる。
コミュ障ながらも先輩として、ゲーマーとして一生懸命に後輩を引っ張ろうとする陽彩の努力もあって、彼女とは早期に信頼関係を構築。
ゲームに関する炎上に巻き込まれていたところを彼女に救われる形になり、その感謝も込めて大会参加に積極的になる。
3人目のメンバーとして推薦した有栖も含めての練習は実に順調で、似た性格同士である彼女たちが良き友人として仲を深めていく様子を優しく見守っていた。
そんな中で起きた【VGA】の炎上の際には、陽彩の夢を守るために自ら盾としてリスナーたちに話をすることで事態の鎮静化を行う。
その甲斐あってか騒いでいたリスナーたちも静観を決め、零たちを黙って応援するようになった。
【ペガサスカップ】本番では練習の成果を見事に発揮し、索敵から遠距離狙撃での援護、近距離での白熱した撃ち合いを制するなどの成果を挙げ、見事にMVPを受賞。
ライバルであったルピアたちとのわだかまりが解消したことを喜んでいたが、新たに出来上がった関係性のお陰でその直後に炎上する羽目になった。
好きなゲームはRPG(1人でじっくりプレイできるゲームが好き)
ヒロイン。零(枢)の嫁。
今回は彼に誘われ、あまりプレイしたことのないFPSゲームである【THE SUPERSTAR BATTLE ROYALE】に挑戦、彼と陽彩と共に大会に参加する。
当初は初めて顔を合わせる陽彩との接し方や苦手なバトルロイヤル系ゲームに挑戦することに不安があったが、零に対する信頼と夢を叶えるためにステップアップしていきたいという想いを理由にチームに参加。
自分と似て引っ込み思案な陽彩をデビュー当初からは考えられないような積極性を見せてリードし、彼女と信頼関係を築いていく。
先輩後輩を超えた友人として彼女と名前を呼び合うようになってからは一層練習に打ち込むようになり、めきめきと腕を上げていった。
【VGA】および緑縞穂香が炎上した際には、2人を巻き込みたくないという理由で大会参加を辞退しようとした陽彩を零と一緒に説得。
自身も改めて参加の意思を決めた彼女を傍で支え続ける覚悟を決める。
迎えた本番では誰もが予想しなかったファーストキルを獲得し、落ち着いたプレイで練習の成果を披露。
最終決戦の際には不利な状況でありながらも仲間たちのために火炎瓶を用いた相打戦法を採り、見事にゆかりを戦闘不能にまで追い込んでみせた。
大会終了後はあまりスタバトはプレイしていないが、陽彩とはちょくちょく話をしている模様。
ルピアたちとの雑談コラボでも緊張したり零に頼りながらも初対面の3人と滞りなく会話を進めるなど、確かな成長を見せてくれた。
好きなゲームは箱庭ゲーム(戦いが苦手なのでのんびりプレイできるゲームが好き)
今回初登場。1期生魚住しずくの中の人で、零と有栖と同い年。
色白のもやしっ子であるが、これは外出しないからというよりも元々が病弱であり、少食であるからあまり体が鍛えられないことが理由。
子供の頃から病院への入退院を繰り返しており、学校もなかなか行くことができず、高校進学を諦めたという過去を持つ。
病状が落ち着いて人並の生活が送れるようになってから通信制の高校に通うようになり、その傍らでVtuberとしての活動を行っている。
病院に入院していた頃、友達と一緒にゲームで遊んで短いながらも楽しい時間を共有できたことがゲーム好きになった大きな理由。
ゲームを通じて自分が体験した感動や楽しさを1人でも多くの人に知ってもらいたいという夢を胸に【CRE8】のオーディションに参加し、見事に合格を勝ち取る。
その後は夢の実現のために頑張っていたのだが、誰かと一緒にゲームをするというハードルを超えられずに悩み続ける日々を送っていた。
そうして悶々とした日々を過ごしている内にデビューした2期生たちが夢に向かって頑張る姿を見て、自分もこのままでは駄目だと考えるようになり、一念発起。
近々開催される【ペガサスカップ】への参加を決意し、そのメンバーとして忙しい同期たちに代わって2期生の零をスカウトしようとしたことが4部のお話の始まりとなった。
ファンたちにも応援してもらい、零と有栖という同い年の友達ができ、仲良くみんなでゲームをプレイするというとても幸せな毎日を送っていたが、【VGA】と緑縞穂香の炎上を契機に自分たちも非難の目に晒されることとなってしまう。
大好きなゲームの負の側面を目撃したことや、このままでは友人や所属事務所を炎上の被害に巻き込んでしまうと考え、大会参加を辞退しようとするが、零と有栖の説得によって考え直し、改めて参加を決意。
尊敬していたゲーマーであり、同じVtuberである夕張ルピア(真桑甜歌)に自分の考えを否定されてショックを受けることもあったが、周囲の人々に支えられることで成長を見せていく。
そして臨んだ大会本番、陽彩は楽しむことと勝つことを両立したオーダーで零と有栖を引っ張り、最終局面にて優勝することを第一に考えて必死になるルピアと対峙。
絶対に負けられないという覚悟を胸に戦う彼女を、これまで自分を支えてくれた友達やファンと勝って笑い合いたいという強い想いを持って迎え撃ち、ルピア自身の腕前を逆手に取ったプレイで彼女に勝利を収めた。
【ペガサスカップ】でも優勝し、個人賞の受賞こそできなかったものの活動開始から1年という節目に最高の実績を残せた彼女を誰もが祝福している。
だがしかし、陽彩にとって何よりも幸せだったのは、ゲームを通じて友達を作り、苦しんでいた誰かを救い、自分自身もまた笑顔になれたという、ゲームの良さを再認識できたことであった。
何気にではあるが、がっつりと零(枢)と絡んでおきながら自身が原因で彼を炎上させなかった初めての人物。
逆に炎上中だった彼をフォローするなど、見た目や弱気な性格に反して立派な先輩として振る舞っていた。
好きなゲームは全部!(クソゲーだって大好き!)
名前の由来はうお座の英名ピスケスと灰色。(はすいけひいろ-ひ(ぴ)すけす=はいいろ)
夢を得たことで彼女の人生は色を得た。そして、得た色で彼女は自身の夢を更に彩っていくだろう。
配信のタグ→#ウオミーゲームなう
ファンアートの総称→#ゲーミング魚拓
ファンネーム→飼育係
ウオミーの愛称で親しまれている【CRE8】1期生で、生粋のゲーマー。
色白かつ細身で低身長な少女で、髪はブルーがかった黒。(やや長め)
中の人である陽彩同様、ブルーライトカットの眼鏡をかけたメガネっ子であると同時にボクっ子でもある。
【スタバト】のランクを最高まで上げるために72時間ぶっ続けでプレイして見事それを達成したり、超高難易度ゲームを楽々クリアしたり、バトロワ系ゲームで5連続チャンピオンを取るなど、配信中にゲームに関する伝説を打ち立て続けている。
キレのあるプレイスタイルとは違い、普段はふにゃふにゃでコミュ障な女の子というのもポイントが高いらしく、男性女性問わず多くのファンが付いている模様。
ただ、コミュ障な性格が災いして配信上誰かとゲームをプレイすることはほとんどなく、ゲーム大会の招待を受けても固辞し続けていた。
ゲームに懸ける情熱は人一倍で、楽しくプレイすることが何よりも大事だと考えている。
【ペガサスカップ】への参加で改めてその腕前を認識されたことや枢、芽衣との交友ができたこと、夕張ルピアたちをはじめとする【VGA】メンバーとも仲良くなれたことで一緒にゲームを遊ぶ友達が沢山できたと本人もファンたちも喜んでいる。
深海から海面へ。陽光煌めく水面から跳び上がったのは、誰も想像できないくらいの大魚。
夢の飛沫を纏って夜空へと昇る彼女の姿は、多くの人々の心に感動と色彩を与えるだろう。
名前の由来はうお座と水滴から(そのまんまなので特に書くことがない)
喜屋武沙織(花咲たらば)/秤屋天(愛鈴)/三瓶スイ(リア・アクエリアス)
零、有栖の同期たち。今回の出番は少なめ。
沙織と天は案件配信の準備のため、スイは学校の新学期が始まったばかりのため、多忙な毎日を過ごしている。
それでも定期的に集まって会話をしながら各々の作業をしたり、近況報告をするなど、関係性は非常に良好。
【ペガサスカップ】に参加する零と有栖を全力で応援し続けた。
加峰梨子(柳生しゃぼん)
今日も元気なダメ人間。蛇道枢のママ。
今回は数少ない陽彩の友人として彼女を零に引き合わせる等、意外と活躍している。
ハロウィン衣装の制作は薫子に尻を叩かれ続けて何とか間に合った模様。
デビュー1周年のイベントも無事に終わりそうでめでたしめでたし……とはいかず、クリスマス&新年衣装の制作に取り掛かることになったため、現在修羅場の真っ只中。
でもダメ人間なのですぐに現実逃避し、2期生の面々(特に有栖)に仕事のためと嘘をついてコスプレを送り、写真を送ってもらったりしている。(薫子にバレて叩きのめされた)
【VGA】
正式名称は【Virtual Gaming Act】。
その名の通り、ゲーム配信を主とするVtuberたちを数多く要する事務所で、日本における【e-sports】の普及を理念に活動している。
花形部門である【FPS】部門や【格闘ゲーム】部門の他、【MOBA】部門、【カードゲーム】部門、【レースゲーム】部門など、数々のゲームを得意とするタレントをそれぞれの部門に振り分けて配置しており、ゲーマーたちからの注目は高い。
所属Vtuberは全員が女性であり、果物をモチーフとしている。
緑縞穂香の炎上によって危機に陥ったが、【ペガサスカップ】におけるルピアたちの活躍や穂香自身の真摯な反省のお陰もあって無事に危機を乗り越えた。
・【VGA】所属タレント
FPS部門に所属しているタレントで、事務所内でも高い知名度を誇る。
強気で勝ちにどん欲な性格をしており、そういった部分が容姿にも表れているためキツい女性と思われがちだが、実は面倒見のいい姉貴分的な一面もある。
ゲームに対する情熱は本物で、ついつい熱くなってしまうのも真剣にプレイしているため。
高い技術と時折行き過ぎる言動で注目を集めており、良くも悪くも【VGA】の代表的タレントの一人として数えられている。
【ペガサスカップ】にも招待されており、同期の緑縞穂香とは別のチームで参加予定だったが、彼女が犯した不正行為が露見したことで状況は一変する。
不正を働いたゲーマーと同じ事務所の人間として多くのアンチたちから叩かれるようになり、更には同じVtuberというだけで魚住しずくたちもその被害に遭うようになったことから【CRE8】のファンたちからも恨みを買ってしまい、チームと事務所の代表になってしまった彼女はその重荷を一身に背負う羽目になってしまった。
自分たちが大会で優勝することで汚名を返上しようと考えるが、その考えが行き過ぎてしまったために「大会で優勝できなければ自分たちは終わり」という強迫観念に駆られるようになってしまい、強気な性格が攻撃的に尖り切ってしまうこととなる。
【CRE8】に謝罪に向かった際も精神をコントロールできず、失態を重ねる始末。
更には穂香を励ますために陽彩が口にした「ゲームは楽しむもの」という意見をムキになって否定してしまうなどの大失態を重ねていく。
心の中で自分はおかしくなっているかもしれないと薄々は勘づいていたようだが、視野が狭くなっているために完全に気が付くことができなかった。
【ペガサスカップ】本番では奇襲まがいの戦法で中央エリアを掌握して有利を握るが、陽彩たちの強襲によってその有利を潰されたことで彼女に対する憎悪を抱く。
その後、必殺技の空中爆撃が連発された戦場で生き残ったメンバーを始末してから陽彩の下に向かい、彼女と一騎打ちを行うも敗北。
自分の過ちを理解した彼女はゲームの楽しさを伝えようとしてくれた陽彩に感謝しつつ、負けを受け入れた。
大会終了後は憑き物が落ちたかのように元の性格に戻り、陽彩に対して謝罪も行って良好な関係を築く。
しかし、同時に行き過ぎた言動を見せてしまう悪癖も復活させてしまったことで、零(枢)の炎上を招いてしまった。
Vtuberとしての容姿はオレンジ色のロングヘアに黄緑の服を合わせ、網タイツを履いている美女。(胸も大きいが沙織には負ける。Dくらい)
中の人同様、気の強そうな見た目をしている。
名前の由来はメロン。(夕張、ルピア共にメロンの品種であり、まくわもてんかもメロンの別名である)
好きなゲームはFPS(負けが続くとブチギレる)
ルピア同様にFPS部門に所属しているタレントで、正統派な意味で事務所の顔を担っている。
高い実力に加えて穏やかな性格と冷静な判断力を有しており、総合力の穂香と攻撃力のルピアとファンたちから言われていた。
ある時、視聴者たちからの嫌がらせや自身のスランプもあってランク上げに苦戦してしまい、精神的に追い詰められているところを見かねた元プロのゲーマーとデュオを組み、違反行為であると知りながらスマーフとブーストに手を出してしまう。
その事実が明るみになったことで大炎上に見舞われ、参加が決まっていた【ペガサスカップ】を辞退するだけでなく謹慎まで言い渡されてしまった。
日本における【e-sports】の普及を理念として掲げている【VGA】に所属している彼女がゲームにおける違反行為を働いたという事実は事務所のブランドを大きく傷つけ、ファンたちの信頼を損なう事態に発展してしまう。
穂香自身も自分の犯した罪を反省し、真摯な謝罪を行っていたが、それでも炎上は長い間続いてしまった。
最終的には謹慎も解け、【ペガサスカップ】終了から程なくして活動を再開。
その際には蛇道枢への扱いでプチ炎上気味だった同期たちをフォローすることで彼女たちに恩を返している。
Vtuberとしての容姿はウェーブがかかった黒い髪を腰まで伸ばし、鮮やかな緑色の服を着たおっとりとした雰囲気の女性。(胸も大きいがやはり沙織には負ける。Eくらい)
名前の由来はスイカ。安河内=赤が内側。七種=種。で西瓜のことを指している。緑縞穂香はそのまま(緑色&縞模様+スイカ)
好きなゲームはパズルゲームとFPS(交互にやって飽きをこなくさせてるらしい)
【VGA】MOBA部門所属のタレントで、ルピア、穂香と同期。
ギャルっぽい見た目の通り態度は軽いが、戦略とプレイ技術の両方が必要なMOBAで磨いた思考能力、判断力は2人をも凌ぐ。
飄々とした態度も半分は演技で、実はかなり計算高いクレバーな女性。
同期であり、同じ部門に所属していた穂香が不祥事を起こしたことでショックを受けるルピアを人一倍気遣っており、彼女を傍で必死に支え続けた。
大会本番では持ち前の思考能力や状況判断能力をフルに使って零を追い詰めたかと思ったが、途中で彼が武器を切り替えていたことに気付かず、ロマン武器であるマグナムの斉射を受けて敗北。
その際に涙ながらに叫んだ彼への悪態が切り取られ出回ったことでプチ炎上してしまった。
大会終了後は元に戻ったルピアの様子に安堵し、彼女と共に再起を誓う。
【CRE8】、【VGA】がコラボした雑談配信ではコミュ強同士である零と共に場を回し、彼への暴言を謝罪する一面も見受けられた。
ただ、その後に悪乗りした結果、また別の方向性でプチ炎上してしまい、穂香の復帰まで叩かれ続けた模様。
Vtuberとしての容姿は金髪&褐色のギャル。衣装がかなり多いのも特徴的。(胸のサイズはそうでもないが、谷間を露出した格好が多いため大きく見える)
名前の由来はレモン。(三三=さんみ=酸味)
好きなゲームはMOBA(だけど暴言が飛び交う戦場に居続けるのはストレスが溜まる模様。零への暴言もそこに影響されたのかもしれない)
【VGA】格闘ゲーム部門所属で、ルピアたちの後輩。
ゲーマーだが体育会系らしく、口調もどこか格闘家っぽい。
FPSゲームは初心者であったが、反射速度やセンス、何より厳しい指導にもついてこられるメンタルを買われてルピアのチームにスカウトされた。
真面目な性格をしているが不器用でもあるため、事務所や穂香が炎上している状況にはかなり動揺していた。
それでも前向きに努力を重ねる勤勉さを有しており、そういった部分が先輩たちに気に入られているようだ。
大会本番では体力が減った状態の有栖を襲撃して有利を取るも、最後の最後で油断したことで彼女に相打ちに持ち込まれてしまう。
その後、自分自身の慢心を恥じると共に不利な状況でも諦めずに戦い抜いた有栖に感服し、彼女を尊敬するようになった。
良くも悪くも真っ直ぐ過ぎるのだが、その実直さと後輩という立ち位置のお陰でルピアと檸檬が炎上した際には1人だけ巻き込まれずに済んだ模様。
自分の可能性を広げるために格ゲー、FPS以外のジャンルにも手を出そうと意欲を見せている。
Vtuberとしての見た目は外はねのショートヘアに道着+スパッツという空手少女そのもの。(胸は小さい。Bくらい)
名前の由来はぶどう(武道=ぶどう+ゆかり=紫)
好きなゲームは格闘ゲームとフィットネスゲーム(ファンからは後者の方が凄いと言われている)
黄瀬祈里
【ペガサスカップ】真の勝者。欲望を叶えつつ美味しいポジションを射止めた上に賞金まで獲得したくるめい過激派。
枢ファンたちからも盛大に祝われており、誰よりも大会を楽しんだのは間違いなく彼女だと言われている。(実際にその通り)
好きなゲームは推しがやったゲーム(推しはくるめい)
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