第31話 下船
2020年2月19日 下船
0:07ドアにノック、扉を開けると誰もおらずポストに下船案内の書類。我々の下船は11:00予定、横浜駅までバスが出る。こんな時間に申し訳ないと思いながらゲストサービスに電話しSGムービングについて尋ねると「たぶん来ない」との回答。
5:45に目が覚めたので荷物を廊下に出す。再度寝て7:45に起こされる、朝食。紙袋で来た、日本のマフィンにチーズがうまい。パンを食べ過ぎた。
10:20下船のアナウンスが始まり11:45に我々の番号が呼ばれる、前方の階段かエレベーターから4階へ。廊下を歩いていくといくつもの部屋のネームカード(※1)が裏返っていて丸い色シールが貼られている。写真でも撮ろうかと思ったらスタッフに呼ばれてしまったので出来ず。
エレベーターで4階に降りるとエレベーターホールに2人がけのテーブルがあり、検疫官とおぼしき人が2人。少し乗客の列ができたが、あらかじめ健康管理表に記入していたので待たずに進む。前に並んでいた中年の女性が右往左往していた、何故きちんと下船書類を読まないのか。パスポートと上陸許可証を見せると健康管理表を回収された。
その先に立っていた検疫官の女性にパスポートと上陸許可証を再度見せて名前の突き合わせと名簿のチェック、サーモカメラの前を通る。下船口でクルーにクルーズカードのチェックを受けて下船。
ブルーシートの通路にマスク姿の自衛隊さんが数人いたので間を通る。通路を抜けるとカラーコーンの順路沿いにクルーと自衛隊さんが何人も立っていたのでThankyou、お世話様ですと言いながら建物に向かう。船を見るとバルコニーやデッキから手を振ってくれている人たちがいるので手を振り返す。
ターミナルに入ると消毒のにおいがする。我々の番号は右の一番奥。荷物をみつけて運ぼうとしたら全身防護服のポーターさんが来てくれたのでありがたくお願いして税関へ。パスポート不要で税関申告書のみ提出する。待合スペースに出るところで左が横浜駅行きバス、右がSGムービング、やった!他の乗客はここで荷物を受け取っていたが、我々のポーターさんはSGムービングの窓口まで荷物を運んでくれた。本当にありがとう。荷物札を書くと「一週間程度かかります」との事、構いません、ありがとう。
バス乗り場へ向かうとテレビカメラが設置されており、陸側スタッフが簡易テーブルを出して並んでお疲れさまでしたと手を振っている。プリンセスクルーズの社長もいる…
チャーターされた市営バスに乗る。乗客と運転手さんの間に透明なビニールシートが張ってある。出発時、運転手さんが長い間お疲れさまでしたとアナウンスしてくれた。大黒ふ頭から出る際に進行方向右に報道陣がいて車内で嫌がる声が上がる。バスが横浜駅近くに到着した時も運転手さんはもう一度長い間お疲れさまでしたと言ってくれた。チャーターに応じてくれてありがとう。バスから降りるとそこにもマスコミがいてげんなりする。無視して足早に通り過ぎようとしているのに後ろからぱちが「やどかりー」と大きな声で呼びかけてくる、黙って歩け。
横浜市か神奈川県の職員さんだろうか、青年が駅まで先導してくれたが途中で集団がばらけてしまったので地下街を通って横浜駅へ向かうと崎陽軒の売店があった。シウマイ弁当をぱちの分と1つずつ購入する。万が一のために何時発の何線の何号車に乗ったかメモしておく。乗り継いで歩いて自宅へ戻る。ああ、日常に帰ってきた。
22:00報道ステーションをみる。加藤厚労相の会見を待っていたら遅くなり終わった頃には0:00をまわっていた。
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