特に第五話「無の現実」がお気に入りです。希死念慮を持つ人々への、極めて後ろ向きな激励。私はそう解釈し胸を打たれました。そして、しっかり風刺されている。その風刺的な言い回しが、この激励に厚みをもたせている。読むのに一分もかからないでしょう。ぜひ読んでみてください。