第6話 夕日

落ちていく太陽に声をかける

また来てくれるよね、と

無言で暖かく包んでくれる

でも、しだいに冷たく消えていく


はなれていく相手に

なぜなの、愛しているのに


消える間際のかすかな光

まるで最後のことのように

かがやいていた

しだいに輝きは消えていく


消えていく相手に

どうして、愛しているのに


忘れられない、あのとき

しっかり抱きしめてくれた





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