第19話

「難波さんとはお付き合いされてるんですか?」

「いや、してないです」

「えっ? おっかしいなぁ。向こうの言い分と違いますねぇ」

「難波さんは、なんとおしゃってたんですか?」

「お付き合いしてます。と。それどころか、婚約までしてると記者に答えたそうです」

「……。難波さんの事務所は?」

「プライベートな事は本人に任せてるので。と。難波さん。難波さんの事務所の稼ぎ頭みたいなってるから、ある程度自由は利くみたですね。それにしても、困りましたねぇ……。ま、とりあえず、難波さんの事務所に連絡とって、事実確認後、今後の方針、話し合ってみますね」

「わかりました。ご迷惑かけて、申し訳ありません」

「いえいえ。これも僕の仕事ですから」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る