君を救う物語

ロッソジア

モノローグと物語の始まり

「眞尋、俺はお前のことずっと好きだった。だから、お前のことは俺が助ける」


 小さな建物の前に一本の木が育っている。

 その足元には弦楽器を持った女性と2人の子供が座っていた。

 子供は女性に話しかけます。

「ねーねー詩人さん。いつものあの話聞かせて!この国の昔の話!」

「えーそんなお話があるの?私もききたーい」

「いいよ、じゃあしっかり聞いてね。この国で一番悲しい恋のお話だよ」

 こうして詩人はとある話を始めました。


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