第8話 商人ヘンデル3


 取り敢えず昼の時間帯になったので

昼食後主な取り引き品で有る

ポーションの卸し売り価格設定について

話し合う事になった


礼司)「今日のメニューは

クリームシチュウとサラダだそうです」


ヘン)「先程から好い匂いがしていたのは

シチュウでしたか

でもクリームシチュウと云う名は始めて

お聞きしました」


礼司)「多分消化が良いので

子供達の事を考え作ったのでしょう」


ヘン)「未だ目覚めませんか」


礼司)「結構痩せていたので

体力が擦り減っているのでしょう

目覚めるのは

たぶん夕方くらいだと思います」



◇昼食後商談は更に続く


ヘン)「最初白いスープなので驚きましたが

こんなにも美味しいスープが世の中に有るとはとても信じられません

そしてこのパンも柔らかくて美味しい

冬場なのにシャキシャキ生野菜

上にかかったタレがまた美味い

器も透明感が有りとても薄くて美しい

図柄も名人芸です」


キラ)「俺はデカい肉や野菜ゴロゴロ入っているので驚いた

若しかして之が貴族のスープなのか!?」


ヘン)「貴族でもこのスープは無い

勿論王族でもこのスープは無い

まるで天上のスープ料理だ

瑞々しいサラダも天上の野菜だ

どれもこれも素晴らしい」


キラ)「王族でもこのスープは無いのか?」


ヘン)「このテーブルに乗っている

全ての物が無い!

真に王宮料理人殺しの味だ」


キラ)「そんなに凄いのか?」


デザートにオーソドックスな

アイスクリームを出してやると

二人共に涙を流し始めた


ヘン)「こっこれは!

儂の父や母や家族にも食べさせてやりたいぞ!」


キラ)「全く同感だ!!」


礼司)「気に入って頂けた様ですね

では食後は緑茶と云う事で」


ヘン)「始めて飲みましたが

此れまた美味しいですな~」


お茶を飲みながら

ポーションの商談に入った

そして決まったのが下記の値段だ


◆ポーション買取り表(回復薬)


低級ポーション

H+・・・・・5000

G+・・・・・10000

F+・・・・・25000


中級ポーション

E+・・・・・50000

D+・・・・・20万

C+・・・・・100万


高級ポーション

B+・・・・・500万

A+・・・・・5千万〜のオークション

S+・・・・・2億〜のオークション


オークションに関してはヘンデルさんの代行と云う形になった

また超級ポーションに関しては

取り引きすること事態を断っり

SS級とSSS級のみ

状況に応じ対応する事になったが

Gdポーションに関しては

俺の考えに同意して貰い

取り引き自体をしない事になった

まあ俺自体が個人的に利用するとは思うけど


超級ポーション

SS+・・・・20億〜のオークション

SSS+・・・200億〜のオークション

Gd100・取引事態を拒否

Gd200・取引事態を拒否

Gd300・取引事態を拒否


また

現在は回復薬のエリクサーのみだが

マナポーションの最高峰ネクタル

あらゆる病を治すソーマ

万能薬と言われるアムリタに関しては

随時研究を行ない

納品は低品質の物からとなった

実際トリプルSまでは製造可能だが

今の所素材不足のため製造が出来無い状態なのだ


ヘン)「まさか

ネクタルやソーマにアムリタまで存在するとは驚きました

今までは御伽噺の世界の話しでしたから」


礼司)「特級以上になると

どうしても素材が足りません

近い内にSクラスの殲滅のダンジョンに入りたいのです

何とかなりませんか?」


ヘン)「失礼ですが

レイジ様の年齢はお幾つになりますか?」


礼司)「今は14ですが

二月後15になります

冒険者ギルドでは成人から正式にダンジョンに入る事が可能だと聞き及んでいます」


ヘン)「其処に行けば素材が手に入ると云う事ですね………………

それでは

15歳の成人以降入れる様に手配致します」


キラ)「そんな約束をして

大丈夫なのか?

あのダンジョンに入れるのは

Bランクからだぞ」


ヘン)「大丈夫!

元々辺境伯様も冒険者ギルマスも

子供時代からの私の悪仲間

レイジ様のポーションで首を縦に振らせるしレイジ様は普通に冒険者レベルBランク以上の実力が有るのでは?」


既に此の時俺は

魔力だけは神レベルに有った


キラ)「なら!レイジ様!

殲滅のダンジョンはSランクとは云われておりますが我々高位冒険者の中では

Sダブル以上ではと云われる未踏破のダンジョンなのです

若し入るのなら我等鋼の牙が安全のため一緒に同行致します」


ヘン)「それは名案です

レイジ様を失う訳にはいきません」


礼司)「成程分かりました

キラスカさんのパーティが一緒なら

自分も安心が出来ます

その線で宜しくお願いします」


時間は午後三時過ぎになり

思っていたより早かったのか

大凡の商談が纏まりヘンデルさん達は

捕らえた自称子爵盗賊を引き連れ

辺境伯領に一旦帰る事になった

金銭の授受に関しては

金貨1000枚の約束だったが

金貨500枚分と裏書き入りの約束手形を俺が受け取る事で此の場は解決をみた

今回は商談帰りで金貨500枚しか用意が出来なかった様だ

そしてヘンデルさんには

ポーションのサンプル各種と

塩、胡椒、砂糖、小麦粉、大豆の

サンプルを持たせる事にした

全て超特級だ

思う存分鑑定をして頂きたい

因みに今回のポーションは創造神様の作で

大豆は収納に入ってたシード類の中から選び出し大量に複製で増やした物だ

なので大豆に関しては

発芽ロックが掛かっている

詰りターミネーターシードだ

この異世界では用心のため

俺様的強制®なのだ


その後俺は子供達の様子をみるため

一階の予備室に入った

予備室は八畳間

収納から二段ベッドを召喚し設置していた

収納の中には紙おむつも入っていたので

念の為に履かせておいた

(ン〜~何故に二段ベッドと紙おむつが

それに子供用生活セットが

若しかして創造神様が追加してくれた?

または監視してるとか?)


収納にはぬいぐるみ迄もが入ってる

まあ〜横に置いておくか

てっ云うか此れ本物のぬいぐるみじゃん

スゲー!フェイク物じゃ無い

流石は異世界だ日本とは違う



――――――――――――――――――――

☆と♡有り難う御座いますm(_ _)m

お陰様で

週間チャートランクインの自動コメントが

入ってました

未だ2000番くらいですが

コツコツやっていきたいと思います

それでは宜しくお願いします

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