『ビビビ・ビ・バップ』 奥泉光先生
作品の種類と言うのは、自分が勝手に考えた分け方で、2種の分類を組み合わせているものです。
作品の種類 SF(サイバーパンク)ミステリ(?)
この作品は、SFの中でも、サイバーパンクと呼ばれる類の小説です。現在よりも科学技術が発達し、脳に直接電波が届いたり、アンドロイドと共存していたり、富裕層と貧困層の差が今よりもっと開いていたり、とにかく極端な世界になっていることが多いです。有名なサイバーパンクものは、『攻殻機動隊』『マトリックス』『ニューロマンサー 』『ブレードランナー』『ニンジャスレイヤー』などです。
この作品は、2100年代の
主な登場人物
・木藤桐 : この作品の主人公。現実で言うところの都 内、吉祥寺の井の頭公園の近くで母親の建てた家で母親に同居中。あだ名は桐→きり→霧→fog→フォギー
・山萩貴也 : 世界最大手のロボット製作販売会社、
Morikiteckの発展に最大の貢献をし、技術開発を一手に引き受け、技術畑の中核にあって社の繁栄の礎を築いた天才。
・芯城銀太郎 : 2100年代、今時珍しい将棋指しで、これも今時珍しいが
・
重要な言葉
『大感染』 : 2029年に起こった大事件。
奇しくも100年前の、世界大恐慌の引き金となったウォール街株大暴落と同じ十月、ウイルス感染でもって世界中の
初めの方の大まかなあらすじ
物語は、山萩貴也氏が死にかけの自分の為のバーチャル空間の墓で流れる
この本の作者、奥泉光氏は、自らもバンド活動をする、音楽家としての顔も持つ。このビビビ・ビ・バップの主人公、木藤桐の家系は、この作者の本の中に登場しやすい。
『モーダルな事象 桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活』
と、『鳥類学者のファンタジア』の二作に登場している。
特に、『鳥類学者のファンタジア』の方は、主人公木藤桐の祖母、池永希梨子が主人公となっている。
『モーダルな事象 桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活』の方は、何か悪く言ってしまえば作者が暇つぶしで書いたような、作品の種類がかなり違っている。但し、ページ数は600ページ程度あるので多少の覚悟が必要になるだろう。
※この本のページ数は666ページ有ります
本の紹介おわり
ビビビ・ビ・バップ
単行本 1595円
文庫本 2021/01/19現在なし
電子書籍 あり
図書館 さいたまの図書館にはあった
多分東京ならある
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