夢売り

ZERO

序章

ある海辺の街に、一軒の店がある。

こじんまりとした、しかし感じのいいそのお店は、水色の容貌のせいもあってか、一見するとオシャレなカフェである。

しかし、夢売り、と書かれた看板が下がるそのお店は、その名の通り、客の望む「夢」を提供している。


今日も、ある数人の客が「夢」を求めて扉を叩く。

カランカランと、乾いたベルの音が、静かに青年に来客を告げる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る