第20話 バカ侯爵令息

俺たちは廃墟の周りを調べていた

周りにはほとんど何もなく廃墟は崖ギリギリに立っていた

周りを調べてどうやらこの崖の中にも廃墟は続いているらしい


俺たちはとりあえず中に踏み込むことにした

俺たちの前には執事の人たちが歩いていて俺とリフィスがその後ろに続いている



中は薄暗く薄暗かった

少し進むと大型のレッドベアーがいた

普通ならこんなところにいる魔物ではない



「ルイト下がってて」


リフィスがそういうと

2人の執事はすぐに魔法を使いレッドベアーを倒した


「なあリフィス、普通こんなところにいるか?」


「いや普通はこんなところにはいないよ

普通ならもっと魔素の濃いところにいるはずだよ

それにこのレベルだったらその土地の生態系の頂点に立っていてもおかしくない」


「なんでこんなところにいるんだ?」


「やっぱり堕天使のせいじゃないかな


それにこの大きさだと相当な強さのやつがいると見ていいよ

ルイト、念のためだけどノフィ、アクアリーナ、マイラスを呼んでくれ」



俺はすぐに3人を召喚した

今回は強制的ではなく任意にしてみた


しかし、3人とも来てくれた


「ルイト君久しぶり」


実はノフィも各地の魔物の対象に忙しいらしく家にいなかった

マイラスもアクアリーナもまだ大変らしいがリフィスのおかげで各地の状況もだいぶ好転しているらしい



俺たちは彼らに今までの事情を説明すると

「正しい判断ですね

堕天使は天使の時よりも力を増す

だからリフィスも今の状況では力を完全には出し切れないだろうし」


「リフィスっていつもは全力じゃないの?」


「あれルイトには伝えてなかったっけ?

今は全力は出せないんだよ」


しれっと爆弾発言しやがった

どうやらリフィスは天使としてきているらしい



そんな話をしていると魔物が寄ってきた

どうやら先程の戦闘で場所がバレたらしい



「リフィス結構な数が集まってきてるぞ」


「うんこれは誰かが操ってるね」


どうやらこれはここの主が意図的に集めて俺たちを排除しようとしているらしい

俺たちは長期戦になることを覚悟しつつなるべく魔力を消費しないよう剣をメインに戦った




そしてやってくる魔物を倒しつつ進んでいくと大きな扉があった

どうやらここが最新最深部分らしい


俺たちは回復と身体強化魔法をかけ直すと扉を開けた



するとそこにはダンジョンのボス級のモンスターが10体と1体の天使がいた

どうやらこの天使が今回の騒動の原因らしい

周りの魔物もこいつが支配しているようだ


すると周りに魔物が一気に襲いかかってきた

俺は剣で防御しようとすると


「ドカーン」


大きな爆発音とともに魔物が吹き飛んだ

俺が振り返ると周りに大量の魔法を待機させたマイラスとアクアリーナがいた



「先に行って

ここは俺たちで食い止めるから」


俺たちはここを2人に任せると先に進んだ

すると堕天使の周りに5体の天使が現れた


「あらいらっしゃいませ

私は力天使のガラシャですわ


ちなみに私の周りにいるのは天使ですわ

それとお知らせですけどこの空間では魔法は身体強化魔法しか使えませんわ」


どうやらこことさっきの場所は違うらしい

魔法が使えないとなると魔法神のリフィスと俺は戦力が大幅に下がる

精霊は例外らしくノフィはかろうじて使えるらしいがそれでも上級魔法らしい

今は出来るだけ展開を始めている


俺とリフィスは魔法を捨てて剣のみで戦うことを決めて敵に接近した

しかし敵は近接戦闘特化型らしくリフィスも苦戦していた



それから5分ほど戦闘をしてようやく5体を倒したその間魔法で力天使を引き止めてくれていた

どうやら接近戦タイプらしくノフィの魔法で無事に足止めできていた



俺とリフィスは同時に堕天使に接近して剣を振り上げた

すると堕天使は腕を剣に変形させた


すると俺のが破壊され俺は吹き飛ばされた

どうやら耐久性が足りなかったらしい



相手の堕天使は随分と余裕そうだ

c

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