第7話 ハヤテ
マシノは、開拓使長の息子ハヤテに学ぶところが多かった。
ハヤテは、マシノにとって、義理の兄であり、師であった。
ハヤテはマシノより10歳上である。
ハヤテは地球生まれであり、タレスに学習施設は開設されておらず、開拓使長の父から学んだ。
ハヤテは生まれつき、両足の膝から下がなかった。
ハヤテは、補助脚を装着し、走りまわっていたたため、人からは、ハヤテピューマとあだ名された。
マシノが分長に就くと、ハヤテが彼の事業を補佐した。
ハヤテは人を温和な性格であり、人の話をよく聞いた。
そして、人の意見をよく理解し、その意見のメリットとデメリットについて判断し、反対意見もよく聞き、メリットを抽出し、マシノに計り、マシノ共に新たな解決策を見つけ、実行していった。
ハヤテはリーダーとなる才能よりリーダーを補佐する能力に優れていたと言える。
それはマシノの才能を早くから認め、小惑星の未来を信じたからである。
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