【お急ぎの方へ☆サクッとネタバレ】Episode1-B 拡散
自分以外の女の子が注目を浴びることが嫌でたまらない女子高生・M。
腹の中がドロドロならびゲロゲロのMは、”無邪気を装った悪意”とともに、クラスのアイドルOちゃんの別人級スッピン写真をグループ〇インに、アップロードしたりしていた。
そんなMが、睡眠不足のまま登校した日に事件は起こる。
『突然、Mのクラスに一人の転校生(女子)がやって来た。
絶世の美貌の持ち主である、その転校生は瞬く間にクラスのみならず学校全体の女神様となってしまう。
だが、不思議なことにMには転校生の顔が見えない。見ようとしても、眩い光が彼女の顔を覆っているばかりである。
Mにとって、転校生が人ならざる者だろうが何だろうがどうでも良く、自分より注目を浴びる存在がいることそのものが許せなかった。
ついに、Mにチャンスがやって来た。
掃除の時間、箒を手にした転校生が階段を掃いていた時、下から”妊娠中のR先生”が大きなお腹を抱えながら、階段を上がってきていた。
Mは転校生の背中にわざと接触し、転校生はR先生を下敷きにするような形で階段を転げ落ちた。
階段の踊り場には、みるみるうちに血が広がっていく……
やった、やった、やった、と歓喜に湧き上がるMの下腹部がグルグルと妙な音を立てはじめる。
”それ”が不快だったMは、自身の体内から追い出そうとした。
ブボボッ!!! ブボオオオオオッッ!!! という爆音とともに、Mは腹の中のものを思いっきり放出というか……屁をこいた』
実は、『 』内でのことは、英語の授業中(ちなみにR先生が担当)に船を漕いでいた(居眠りをしていた)Mが見ていた夢であった。
Mは、自分の屁の凄まじさによって目を覚ましたのだ。
教室内は静まり返っており、Mの体より発せられし爆音ならびに、ほのかな臭いの震源地は、今さらごまかしようのない状況であった。
★ツッコミどころ★
物語ラストにR先生(現実のR先生)が要らぬフォローをしてくれましたね。
「み、皆もスマホで拡散なんかしちゃダメよ。絶対にダメだからね」と言われて、素直に聞く子は少ないでしょう……
Mは拡散される側になってしまいましたね。
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