第22話 七海さん

俺は神崎さんとファミレスに行った次の日に七海さんと会った。


「あ、七海さんおはようございます」

「康介君おはよう」


七海さんは黒色の膝下くらいまであるスカートにクリーム色のトップスと大人の女性らしい服装だった。もちろん変装のためにサングラスはしていた。


「じゃあ早速行きましょうか」

「ええ、そうね」


俺たちは初めて会ったカフェに来ていた。


「じゃあ俺はカフェラテで」

「私も同じので」


注文を終え商品を受け取ってからこの前と同じ席に座った。


「なんか懐かしいわね」

「そうですね」


あのころはまだレンタル彼氏やってた時だったからな。


「で?康介君は私に話があるの?」

「はい」


神崎さんとファミレスに行った後に家に帰ってから七海さんに今日会って話せないか聞いてみたのだ。


「えっとーその、今度神崎さんとデート行くことになったんですけど七海さんはいつ暇とかありますか?」

「あ、そういうこと」

「そうですね」


七海さんはちょっと安心した様子だった。


「てっきり紅葉と付き合ったのかと思ったわ」

「そしたら今ここにはいませんよ」


俺は七海さんに再度聞いてみた。


「七海さんはいつ暇とかありますか?」

「そうだねー来週の木曜日とかは?」

「全然大丈夫ですよ」

「じゃあその日にしましょうか」

「その日のプランどっちが決めます?」

「私が決めていいかしら?」

「ありがとうございます。任せますね」


俺は今回のデートで神崎さんと七海さんについて行くだけになりそうだ。神崎さんも自分で決めたいとか言ってたし。


「ふふ、楽しみにしていてね」

「わかりました」

「じゃあ日程も決まりましたしここで解散?という感じですかね?」


俺はちょっと残念そうに言ってみたら七海さんは微笑みながら


「もう少しお話しましょう?」

「はい!」


俺の心の中が読めてるのか疑ったくらいだ。


「あ、そういえば雪さん最近どうですか?」

「それは龍くんのこと?」

「そうですね」


ちょくちょく連絡をくれるが『最高!』だの

『楽しい!』しかこないからあの2人がどうなってるのか全然分からない。


「ついこの前付き合い始めたらしいわよ」

「え?そうなんですか?」

「うん。あの2人仲良いわよね」

「そうですね?」


ちょっと疑問形になってしまった。


「まぁ楽しそうなら良かったです」

「そうね、ねぇ康介君」

「なんですか?」

「この後少し遊びに行かない?」


まさか遊びの誘いまでしてくれるとは俺はいつでも大歓迎だ。


「はい、ぜひ」

「ありがとう、じゃあボーリング行ってみたいのだけれど」

「わかりました。じゃあ早速行きましょう」

「そうね」


そして俺と七海さんはボーリング場に向かった。


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いつもご覧頂きありがとうございます。

これから神崎さんと七海さんの人気投票をしたいと思います。皆さんぜひコメントでお知らせください。お願いします















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