重み

重み

　今日を頑張って生きる人が

明日　人生を捨てるかもしれない

　私の死を悲しんだ人が

自分の生を　諦めるかもしれない

　どんなに叫ぼうと　戻らない過去と

絶望に挟まれた日々が

　どんなに　辛いものか

君は　知らないだろう

「死んだ人の分生きよう」なんて

　綺麗事を言うなよ

たしかにさ　尤もだ　そんなの

　でもそれは違うだろう

「死ぬほどの絶望」を理解した人だけが

　「死」の重みを実感できる

君は　知らないだろう

人の痛みを　理解る人になりたい

　人を　自分を　大切にしたい

願っただけじゃダメなんだ

　死の重み　悲しみは

自分の身に起こるまで　理解らない

　神様じゃないから

気持ちをコントロールすることも

　君を失わないことも

出来ることは　限られている

　君は　知らないだろう