第11話
あれから2年…。
私が1年の時、勿論コンクールメンバーには選ばれなかった。そして全国大会は金賞を獲れたものの点数差で2位、 2年の時、コンクールメンバーに選ばれた。でも前年と同じ成績。そして先輩方は引退した。
「部長は長谷川美憂!」先生の指名で決まる。
「えっ!私?」
「皆の意見も聞いた、色々あったがよくここまで頑張った、皆、お前しかいないって…」
確かに、中学デビューのくせにとか、入る前にあんなに揉めてとか、なかなか皆の中に入れなかった…。ただ黙々とやっていた。音楽と誠実に向き合った。
「美憂!お前をコントラバスにしたのは俺だ。お前の隠れたセンスが見えたからだ。でもそれだけではない!あの時からお前は部長になると思っていた。お前がコントラバスの位置、左端で見守っていて皆が纏まる。やってくれるな?」
「はい!」
皆が拍手をしてくれた。そして皆で絶対日本一になろうと誓った。
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