異世界ワンダラーズ 〜異世界を渡り歩くことになったけど、現実世界も大事です〜

幽塊和尚

第一章 地球(現代ファンタジー)編

0.プロローグ

ふと、目を覚ますと、そこは何もない白い部屋だった。


 いや、訂正しよう。何もないことはなかった。テーブルと椅子、そして幼女がいる。


 何だこれは、どういう状況だ。


そう思いながら混乱していると椅子に座った幼女がティーカップを掲げながらこちらに言葉をかける。


「やぁ、待っていたよ、真宮寺勇人君。取りあえずかけたまえ」


 そうこちらを促す幼女。丁度椅子が一脚空いているので座れということだろうか。

 状況は変わらず謎のままだが、立ったままでは事態が進展しないのも事実。

 俺は諦めて椅子に腰掛けることにする。


「で、あんたは何者だ? この空間からするともしかして神様というやつなのか? ということは俺は死んだってことでいいのか?」


 何故だか冷静に自分のことを客観視出来ている自分がいた。

 死んだかもしれないというのに、ひどく落ち着いていた。


「一つずつ君の疑問に応えようか。まずひとつ、私は神ではない。君たちからすれば神みたいな物に見えるかもしれないが、神ではない。そもそも神とは──、いやこれ以上はやめておこうか。まぁ、そもそもとして私は神では無いということを理解してくれればいい」


 目の前の幼女はそこで言葉を区切ると、ティーカップを傾け中身を少し飲む。

 どうでもいいが、見た目幼女の癖に話し方がなんというか大人びてるよな。

 いや、こんな超空間にいる以上、見た目通りの年齢ではないんだろうが。


「で、次。私が何者かだったな。先ほど言ったように私は神では無い。私は──、言うなれば管理者というのが正しい表現になるだろう。世界を管理する者。そう言う意味ではある意味一般的な神様像になるのも無理はないことだが。私の名前は“*@0^8・“。と言っても何と言ってるか君には聞き取れないだろう。なので、私のことはアドミニストレーターとでもしておこうか。縮めでアドミンでもいいぞ」


「アドミニストレーターね……、管理者って意味そのままなんだが?」


「分かりやすくていいだろ?」


 そう言ってウィンクひとつ。見た目幼女ではあるが、見た目は整っているのでそれだけでも随分とサマになる。


「で、アドミンとやら。最後の質問に答えてもらってないんだが?」


 俺的重要度ナンバーワン。でもないが、そこそこ重大な問題に答えてもらってないため、先を急かす。


「おっとそうだったね。君は死んでないよ。この空間は君の夢の中だ。だが、夢であると同時に現実でもある。少し君の夢に干渉させてもらってね。こういう状況を作り出させて貰った」


「そうか、死んでないか……。それはよかった」


 こんな不可思議な状況だ、死んだと言われても取り乱さない自信はあったが、生きていると聞いただけでこんなにホッとするものか。

 やっぱり死にたくないのはヒト共通の思いであるからな。


「納得したかな? それは何より。では、君の夢にこうやって干渉させてもらった目的を果たさせてもらおうかな」


 そう言って、アドミンはティーカップをテーブルに置くと右指をパチンと鳴らした。

 指パッチンいいなー。俺あれ出来ないからな。

 アドミンが指を鳴らすと、白一色だった空間の色が代わり真っ黒になる。

 いや、違う。真っ黒な中に数多の光の輝きが、惑星が、恒星が。

 詰まるところこれは──、


「宇宙……!?」


「擬似的なものだよ。そもそもこれは君の夢なんだ、宇宙空間にいるからといって呼吸ができなくなったり血液が沸騰したりなんかしないから安心していいよ」


 アドミンはそう言うと再びティーカップを掲げ、言葉を続ける。


「ここに映し出したるは、私が管理する世界群のうちの一つ。中世Ⅶ型世界と私は呼んでるけど、まぁ、便宜的な呼び名だ。真宮寺勇人君。君にはこの世界に行って欲しい」


「行って欲しいって言われてもな……、俺にも生活があるんだが」


「おや、興味ない? いわゆる所の、異世界転移ってやつなんだけど。中世Ⅶ型って言葉に恥じず、ちゃんと中世ヨーロッパ雰囲気の剣と魔法の世界だよ。モンスターも出る。高校に通うより刺激的な毎日を送れると思うよ?」


 異世界転移って聞いた瞬間、俺の食指が動いてしまったのを誰が責められようか。仕方ないじゃないか、異世界転移なんて誰しも夢見るものだろう。厨二病は卒業したが、それはそれ、これはこれ、なのである。


「なんだ、やっぱり興味あるんじゃないか。まぁ、安心したまえ、君に今の生活を捨てろとは言わないさ。異世界転移して私からのミッションを完遂して貰えば、転移した時と同じ時間同じ場所に返すことを約束しよう」


 俺の反応を見て興味があることを見抜かれたのか、アドミンが嬉しそうに言ってくる。く、くそ、悔しくなんかないんだからねっ。


「本当だろうな……。浦島太郎やら、騙して悪いが、とかは勘弁だぞ」


「そこに関しては正直な所信じてもらうしかないな。最も、今の私に君を信用させるほどの何かを出すことはできないが。ただ一つ言うなら、行ってもらう異世界は一つではないと言うことだ。中世Ⅶ型世界以外にも行って欲しい世界はある。なので、少なくとも一つの世界に閉じ込められると言うことだけは絶対にない」


「安心できるのか不安になるのかわからない所だな、それは」


 下手すれば、永遠と異世界渡りをさせられる可能性もあると言うことだ。元いた世界に帰れないのとどっちが不幸なのかは言うまでもないだろう。


「だが、私としてもこんな提案をただでやってもらおうとは思っていない。ちゃんとしかるべき対価を君に与えよう。君にわかり易く言うなればチートスキルだ、それを与えようじゃないか。ひとつ異世界を救う度に、一つチートスキルか、もしくは何か物品を与えようじゃないか。勿論私が提供できるものに限られるがね」


 チートスキルキタコレ! ここでより一層俺のテンションが高まった。うーん、何するか悩むな。やっぱりここは定番で。


「全言語理解、とか可能か?」


 まぁ、無難にこんな所だろう。異世界に行くのはいいが言葉通じないとか一番洒落にならないからな。アイテムボックスとかにも心惹かれるけど生存性優先だ。


「まぁ、可能だが……、それを取るのは勿体無いと思うよ?」


 アドミンがやめとけとでも言うように渋面を作る。


「もったいない? なんでだ?」


「じきに分かるよ。私としてはそれは激しくお勧めしない。他のにしたまえ。もしくは一つでもいいから異世界に行ってから、それでもどうしても君が必要だと思ったら取るといい。まぁ、絶対にそうはならないだろうけどね」


 わざわざそんなことと言うということは、ひょっとして異世界転移の標準オプションで言語理解でも付いてるってことなのだろうか?

 いや、それだったら向こうもそう言うはずだ。なのにおすすめしないとはどう言うことなのだろうか。


「じゃあ、アイテムボックスは?」


 言語理解がダメだったので、次善の提案であるアイテムボックスを上げてみる。このアイテムボックスも作品によって色々あるんだよな。

 割と共通してあるのは生き物は入らないってやつだけど。


「あぁ、それなら問題なく可能だ。じゃ、最初の報酬はアイテムボックスと言うことで。アイテムボックスだが、容量無制限、MMORPGに似たUIで取り出し、分類、検索などが可能となっている。時間経過に関しても停止から早送りまで任意で選択できる。ただし、中に魂のある生物を入れることはできない。微生物とか虫なら問題なく入るね」


 大体、色んな作品で見るのと同じだな、ちょっと違うのは、魂のある生物を入れることは出来ないって点か。

 確かにこれは俺も疑問に思ってた点なんだよな。生き物が入らないって言うんなら、微生物が付きまくってるアイテムを収納出来ないんじゃないかって。


「魂のあるなしってどうやって判別すればいいんだ?」


「そこは実地で試してくれ。脊椎動物なら魂はある、とだけ」


 と言うことは、魚にも魂はあるのか。今後ちょっと食いにくくなる話だ。


「では、報酬の話をしたとところで、異世界行きには納得してもらったってことでいいのかな?」


「ちゃんと地球に返してくれるならな」


 そこは俺にとっても譲れない一線である。異世界行きは確かに憧れるが今の生活を捨ててまで行きたいとは思わない。家族も友人もいる今の世界を捨てるほど俺は病んではいない。


「それは勿論。では、今から君を中世Ⅶ型世界に──、と言いたいところなのだが、今の君をそこに送ることはできない」


「って、なんだよそれは。肩透かしってレベルじゃねーぞ」


「いや、悪い悪い。君を送るにあたって少しばかり問題があってね。それを今から少し説明させてもらおう」


 そう言って、再びティーカップを置くと、指パッチンひとつ。

 すると瞬く間に先程の白い部屋に逆戻りである。


「まず、何故君を異世界に送るのかと言うことなのだが、私は管理者だ、と言ったな? その肩書き通り、私は数多の異世界の管理をしている。それらは繁栄したり滅んでいったりしてるのだが、それをコントロールするのが私の役目だ」


君のいる地球も、そんな異世界の一つだ。とアドミンは付け加える。


「だが、いまそこで問題が起こっている。異世界に滅びの要因がないのにも関わらず異世界が滅んでいってる現象が見受けられているんだ」


「それってよくある、魔王が出てきて文明が滅んだりとかか?」


異世界ものではよくあるパターンだ。まぁ、実際は勇者とかが現われて魔王が退治されましたって方が圧倒的だが。


「いや、文明の滅びと世界の滅びは無関係だ。人間系統種族の興亡は世界の滅びとは関係ないし、極論、生命体が一切存在しない異世界だったとしてもそれはそう言う異世界であって、滅んだ異世界とはならない。

世界の滅びはなんと言うか──、言ってしまえば世界自体がバグってしまったと表現すればいいのか、因果が捻れてしまっているのが滅びの原因とでも言うべきか」


「因果が捻れるって?」


「因果とは原因と結果。それをひっくるめて因果だ。因果が捻れた状態と言うのはそれが逆転してしまう。例えるなら川の流れが逆になってしまうようなものだ。そしてそれらの因果のねじれが積み重なり世界は滅びを迎える。正しい因果が構築されなくなってしまうからな」


「いまいち、よくわからん……」


「まぁ、私としても説明が難しいしな。そう言うものと思ってもらうといい。で、だ。君にはその乱れた因果の修復をしてもらいたい、これが君を異世界に送る理由だ」


「いや、待て。待って欲しい」


 いきなりに過ぎる、突拍子もないことに俺は手のひらをアドミンに向けて制止の言葉をかける。


「因果の修復とか、ただの一介の高校生には荷が重過ぎるんですけど。

それとも別口で何か修復に必要なチートスキルでもくれるのか? それでもちょっと重い気が」


「案ずることはない。異世界の修復に関しては君は特に何かする必要はない。ただ、気の向くままに異世界を冒険してくれればそれでいい」


「は? どう言うことだ?」


「例えるなら、滅びそうになっている異世界は病気の身体で、君はその病気の特効薬なんだ。薬はちゃんとその薬効にしたがった働きをして病気を治すだろう? 風邪薬なのに肩こりを治すなんて働きはしないだろう。君そのものが、異世界においての特効薬なんだ、つまり君が君らしく動くことこそが、すなわち薬効にしたがった働きと言うことになる。君は自分の赴くままに動けば良い。そうすることで滅びを回避できるような世界にしか送らないからそれは安心したまえ」


「なるほど、すごくわかりやすい例えだ」


 詰まるところ、俺は全力で異世界転移を楽しめばいいと言うことになる。

 しかし、それはちょっと話が美味すぎではないだろうか?こう言うことには必ず裏があるものだ。


「で、本当のところは?」


 俺がそう尋ねると、アドミンはキョトンとする。


「いや、本当のところも何もこの通りだが。疑っているようだが裏などないよ。あぁ、ひとつだけ補足だ。君らしく行けばいいと言ったが、逆にいえば君らしくない行動はしてはいけないということだ。先程の例で言うなら、それは風邪の患者の肩こりを治そうとするがごとく行為だ。絶対にやってはいけない」


 そう言うと、アドミンは目を細め、俺を睨みつける。

 しかし、見た目が可愛らしいせいで、微笑ましい絵面にしか見えない。

 だが、後半の言葉はマジトーンだったので、このやってはいけないと言うのは本当のことなのだろう。


「と言うことで、君を異世界転移させる理由はわかってもらえたと思う。さて、本題だ。何故異世界転移させられないかと言うことだが。ここで一つの問題がある」


 アドミンはそこで言葉を区切るとティーカップを置き、真面目なお顔で俺の方に向き直る。


「問題とは君のいる……、君に合わせて現代Ⅰ型と呼称しようか。その現代Ⅰ型世界が今滅びに向かいつつある。なので、他の異世界にいく前にまず君自身の世界の修復を頼みたいと言うことなのだよ」


「え“」


 寝耳に水とはまさにこのことだろう。いきなり自分の世界が滅びを迎えそうになっていますと言われたらこうもなろう。


「いやいやいや、滅びを迎えるってなんでだよ。大きな戦争だって起きてないし、人口爆発だってまだまだ先の話だろ。滅ぶ要因なんてどこにも──」


「言ったろう? 文明の滅びと世界の滅びは関係ない、と。だがまぁ、安心したまえ。現代Ⅰ型世界には世界の特効薬たる君がいる。君が君らしく行動していればそれだけで世界の滅びは回避される」


「そ、それでいいんだな? 本当に俺の気の赴くままに動くだけでいいんだな?」


 流石に自分の世界の滅びとか聞かされたら俺も少なからず動揺してしまう。


「約束しよう。君が君らしく動くだけで現代Ⅰ型世界の滅びは回避できる、と。とはいえだ、君が君らしく過ごすには今のままでは厳しいだろう。古今東西、我を通すためにはそれ相応の力を必要とする」


「相応の力って言ってもな……、俺は無害な一般高校生だぜ? 運動神経には自信あるがそれだけだ」


 ケンカなんてしたことないし、武道だって習ったことはない。本当に一般高校生でしかないのだ。


「まぁ、案ずる必要はない。君自身には既にチートスキルが宿っている、それを使えば今回の世界の破滅を回避することは容易いだろう」


「え、何それ初耳なんですけど?」


俺は無害な一般高校生だと言っただろ! と言うか、そのはずだ。チートスキルなんてないはずだ。


「まぁ、一般的な生活を送る上ではそこまで役に立つスキルではないよ。勉強の役には立ってるけどね。君英語得意だろ?」


「ま、まぁ、それが自慢でもあるし……」


 自慢じゃないが、俺は英語が大の得意だ。中学で英語を取得して以来、発音も完璧だしリスニング、筆記も、まるで母国語かのように扱うことができる。


 単純にそれは俺が優秀なだけかと思っていたが……。


「今の君は言うなれば、英語技能を習得した状態とでもいいのか、君のチート能力、いやギフトと正しく言うべきか、そのギフトによって英語技能を習得したのだ」


「ギフト?」


 また新語が出てきたぞ。情報の洪水をこれ以上浴びせるのはやめて欲しい。


「名前をつけるとするならば、技能習得オールラーニングとでも言おうか。君は一度見聞きした技能、魔法、あらゆるスキルを自分のものにすることが出来る。それが血統由来や生まれつきの能力であろうと、だ」


「何そのチート。もう一度言うが俺は無害な一般男子高校生だぞ?」


 というか、俺のいた世界は魔法も能力も何もないただの地球のはずだ。

はずなんだよな……? ちょっと自信なくなってきたぞ。


「これからは特殊能力持ちの男子高校生になれるぞ。よかったじゃないか」


「いや、誤魔化さないでくれよ。俺に本当にそんな力があるのか? ていうか、俺のいた地球は魔法も何にもないただの現代地球じゃないのか?」


「あぁ、そこからか。君のいた現代Ⅰ型世界は魔法やら特殊能力の存在する世界だよ。一般人には巧妙に隠されてるけどね。ローファンタジーって言えばわかるかな? 伝奇ファンタジーでもいいけど」


「マジかよ……」


 マジかよ。二度も言うほどマジかよ。ていうか、それだったらワザワザ異世界に行かなくても魔法使ったりファンタジーしたり出来るじゃないか。

 いや、異世界には異世界の良さがあるとは思うけどさ。


「まぁ、ともかく、そのギフトがある君にとって力をつけることは容易いことだ。試しに、MeTube辺りの武道の演武動画でも見てみるといい。すぐに自分のものに出来るだろう」


「ていうか、MeTubeがわかるとか、妙に下界の事情に詳しいな」


 MeTubeなんてゲーム実況動画ぐらいしか見たことないな。しかし、そういうことなら色々見てみると面白そうだな。


「今は暇だからね。色々見るのさ。さて、そのギフトなんだが弱点がひとつある。そのギフトで得られる技能はあくまで技能のコピーに過ぎないということだ。例えば、剣術Lv5の剣術を見聞きした場合、君は剣術Lv5相当の技量しか身につかないということだ。それ以上の発展性はないというのがこのギフトの欠点ではある」


「まぁ、それはある意味じゃ当たり前じゃね?」


 剣術Lv5しか見てないのに、剣術Lv10を習得できるとかそれこそチートスキルだろ。今の段階でも十分チートスキルなのは置いておいて。


「だから、強くなるにはちゃんとした達人に指示する必要がある。そこで君に助言だ」


アドミンはそこでティーカップの中身をグイッと飲みほすと厳かな雰囲気を出して俺に語りかけた。


「夢から覚めたら、誠明神社のご神木に向かうのです。さすれば君は生涯の師に出会うでしょう……」


「その神社のご神木なら近所だが……、誰かがそこで待ってたりするのか?」


「さぁて、それは行ってのお楽しみということで」


 アドミンはさっきの厳かな雰囲気は何処へやら、ニヤリと悪戯が成功した子供のような無邪気な笑顔を浮かべる。

 そして唐突に、辺りの空間がブレ始める。


「さて、そろそろ夢から覚める時間のようだね。では、真宮寺勇人君。君の世界を頼んだよ」


「ちょ、ちょっと待ってくれ! まだ聞きたいことが──」


「案ずることはない、また会えるさ。質問があるならその時までに纏めておいてくれよ。じゃ、おはよう真宮寺勇人君」


その言葉を最後に、俺の意識は暗転した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る