【落語】短編1

ハリー

イケメンこわい!


(落語調で、お読み頂きたく、、 *:主人公のJK=高木さんです。)



「おい、高木、今日お前を生徒指導室に呼んだ理由はわかるよな!」


*「何ですか、スキンヘッドのはげ先生? 分かりません!」


「お前がな、俺やマッチョの筋肉先生の授業を全然、聞いてないからだ!」


*「だって、そっちはあまり興味が無くて、、」


「いくらお前が文系志望だからといってもな、授業はきちんと聞かないとだめだ!」


*「そうじゃないんですけどね、、教科は好きなんですけどね、、」


「俺がいくら言ってもお前は怖がらないんでな、今日は天然イケメン先生に頼んだからな!」


*「え、天然イケメン先生に?マジですか?」


「お前の為だ!」


*「うそ、分かってました?」


「(がらっ。天然イケメン先生が入ってくる)あぁ、天然イケメン先生、後はお願いしていいですか?」


「はい、分かりました!」 (はげ先生は退出されました。)


*「キャー!」


「高木!怖がってももう遅いぞ!」


*「この部屋に二人だけなんて、、ウソでしょー!」


「うそじゃない!もうお前は逃げられないぞ!」


*「どうしよ、どうしよ、、マジ、やばい!」


「どうした?隠し事があるなら、言うなら今のうちだぞ!」


*「いえいえ、言えません!そこまで度胸というか、心の準備というか、、」


「もう、どうもできないからな!」


*「わー、落ち着け、落ち着け、私! 今の私の見た目、大丈夫かしら?」


「あん?見た目は大丈夫だ!」


*「キャー! あー、良かった!」


「はげ先生の授業を聞かないんだってな、コラ!」


*「わー!」


「ちゃんと授業を聞かないとだめだろ!」


*「キャー!」


「どうした、高木、さっきから。具合でも悪いのか?」


*「いえいえ、もうドキドキが止まりません、、」


「何?心臓か?どれどれ、脈を測ろう!」


*「わー、やめてー、お願いしまーす!」


「どっちなんだよ!どれどれ、、うーん、、」


*「だめ、もう死んじゃう!」


「そうか?脈は正常だけどな?どうだ、高木?」


*「わー、こんな近距離で見ないでー!まぶしー!」


「なんだ、目も悪いのか?」


*「大丈夫です、大丈夫!離れてくれれば、大丈夫!」


「どうだ、高木!懲りたか!」


*「懲りました。もう、十分、懲りました!」


「これでまた授業を聞かないようだったらどうするかな!」


*「先生、次は『かっこいいお兄ちゃん』と『かわいい弟くん』を呼んで下さい!」





(お後が宜しいようで、、、『高木さん』のセリフは無論、想像です、、 言葉の使い方など間違ってましたら、ご指摘を、、^^;)




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る