この中に一人警官がいる!

ボス「この中にサツのスパイがいる……」

A「なんだと!」

B「お、俺じゃないっすよ!」

C「そう言うということは、後ろ暗いところがあるんだろう!」

B「そ、そんな!信じてくださいよ、ボス!俺がヤクの販路を拡大したおかげで、うちの利益は過去最高ですよ!そりゃ、薬を粗悪なものに変えたせいで廃人になる客が増えて、その減収を補うためによそのシマでも売ったせいで、抗争沙汰になって、街中でロケットランチャー何本もぶっ放す羽目になりましたけど、俺は組織に利益をもたらしていますぜ!

 それを言うなら組織に危機をもたらしたのはCだ!」

C「なんだと!俺は趣味の殺しを容認してもらうのを条件にここで殺し屋やってるんだ!あれはサボってたわけじゃない!抗争へ行く前には女子供を殺してテンションを上げる必要がだな……」

A「どうだかな。……しかし、俺が容疑者じゃなきゃ、趣味の拷問を仕事に生かす機会だっていうのに……。ボス、本当にこの中にサツのスパイがいるんですか!?俺の臓器売買ビジネスなんかも探られているんで?」

ボス「ああ、お前たち3人の中の誰かがサツのスパイなのは確かな情報だ、残念ながらな。……本当にいろんな意味で残念だ、お前たちの誰かが実は警察官だなんて!」


《お題:誰かは警察官 制限時間:15分 》

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