第6話  シスコン、ブラコン

「り、理由教えて」

 響は少し考え込むと俺に近づいてきた。

「だってお兄ちゃんに失望されるかもしれないから…」

 えっ 失望って響ぐれてたのか!?

「お、おい響ヤンキーとかと関わりないよな?」

「何の話?ヤンキーってこの時代にいるの?」

 確かに最近はあまり聞かない。…って俺いつの人だよ!(居たらすいません)

「ま、まあそんなわけで言えない」

 仕方ない…言うしかないか…

「いいよ。別に。実は俺、響の事好きなんだ。いわゆるシスコンだ」

 響は少し間を空けると驚いた顔で

「えっ」

 と言った。

「えっ」

「えっ?」(俺)

 そりゃあ兄がシスコンって驚くよな。逆に失望されたかな。



 お兄ちゃんがシスコン!?私がブラコンでお兄ちゃんがシスコン!?

もしかしたら私がブラコンだ。って言っても失望されないのかもしれない。だけど怖い。どうすれば…

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