【祝900pv感謝!】シスコンの俺とブラコンの妹
秋潟北斗
第1話 突然
突然だが俺はシスコンだ。妹の響が大好きなのだ。笑顔も頑張っている姿も全部。
しかし、響は高校生になってから俺の甘えに乗ってくれない。昔はあんなに「お兄ちゃん大好き!」って言ってくれたのに。
突然ですが私はブラコンです。兄の悟が大好きなんです。いつも甘えてきて嬉しいけど、どういう対応をすれば嫌われないのか分からない。昔は普通に「お兄ちゃん大好き!」って言ったのに。
「「どうすればいいんだ!!」」
「悟!響!うるさい!」
下の階から母の声が聞こえる。それだけ叫んだか?(叫んだかな?)隣の部屋に響(お兄ちゃん)が居るのに。響(お兄ちゃん)に独り言、聞こえたか聞かないと。
[ガチャ]バッタリと廊下で出会った。
「お、お兄ちゃんどうしたの?」
「ひ、響こそ。いつもは話してこないのに」
二人ともどうすればいいか分かっていない。
「あの、独り言聞こえた?」
最初に話したのは響だ。
「聞こえてないよ。逆に何か聞こえた?」
「ううん」
「「じゃあ」」
二人同時でそう言い、[バタン]二人同時にドアを閉めた。
「「良かった…」」
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