口約束とハガキ
「大きくなったら結婚しようね」
なんて口約束をしたのはもう何年も前の話。どれほど本気だったのかは知らないが、所詮は子供の口約束だ。
久々に実家に帰ってみると、偶然ポストの中に自分宛のハガキが一通入っていることに気がついた。
それを見てあの時の約束を思い出した。だが、意外なことにあの約束にどこか期待していた自分がいたらしい。
「ばーか…」
小さく呟いた白い息は手元に小さく消えた。
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