コーラの中身

公園でブランコを漕ぐ。

こんなに勢いよく漕ぐのは小学生以来かもしれない。


今日、好きだった人に想いを告げた。結果は御察しの通り玉砕。


「これやるよ」

声がした方を向くとちょっと目線をずらしてコーラをくれる幼馴染の姿があった。


開けると吹き出したコーラの泡たち。

「ダッサ!」

君がケタケタ笑うからつられて私も笑ってしまう。


「もう!」なんていいながら、君のことを好きになれたらきっと幸せなのかもしれないと考えていた。

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