外伝 短編 7 ニャーのレポート

 この度、わたくしパイドン・ユリーカは、多くの有名冒険者にインタビューすることが出来ましたニャ!

 ニャニョで、ここでいくつかご紹介しますニャ!



『竜の団』

ユリーカ(以下ユ) 「ニャんで『竜の団』って名前にニャッたんですか?」

カシム(以下カ) 「さあ。なんかそうなった」

ユ 「闘神王直々に竜騎士探索行を命じられましたニャ?その時、どう思いましたかニャ?」

カ 「・・・・・・マジかって」

ユ 「白竜に続き、黒竜とも遭遇して竜騎士の承認を得たそうですけど、怖くはニャかったですか?」

カ 「そりゃあ、怖かったけど、成り行きでねぇ」

ユ 「次は、どの創世竜に会う予定ですかニャ?」

カ 「う~ん。歩きながら考えます」


ユ 「・・・・・・竜の団団長、カシムンは、胸の小さな女と話すときは態度が悪くニャるので、貧乳のみニャさんはお気を付け下さいニャ!!」

カ 「ちょっ、違う!ごめん、ユリーカ!ああ~~~!やり直しを~~~!!」



『アカツキ』

ユ 「すごい人にインタビュー出来ましたニャ!!マジかっこいいのニャ!!」

テンマ(以下テ) 「それはありがとう」

ユ 「テンマしゃまは、ニャぜ黄金の鎧を身につけていらっしゃるんですかニャ?」

テ 「この鎧は友人であり、仲間でもあるロイと、互いの装備を交換したんだよ。拙者・・・・・・あ、いや、俺は異国の騎士に憧れてアズマから出て来たからね。それと、やはり冒険者として、目立つことは、それだけ人々に希望を与えられるからね」

ユ 「素晴らしい心がけなのニャ!!それで、今、お付き合いしている方はいらっしゃいますかニャ?」

テ 「・・・・・・い、いや。そんな人はいないよ。我が国では、お付き合いすることは結婚と同じぐらい重要な事だと考えられている。いずれ、俺にも、そのような素敵な方が現れると信じて、今は人々の為に冒険を続けて、己を磨いているところです」

ユ 「ニャーーーーーー!!ニャーが立候補したいのニャーーー!!」


ユ 「興奮していたら、テンマ様がいニャくニャってしまったのニャ・・・・・・。次行くニャ!」



『アルフレア』

ユ 「今回の活躍と表彰、おめでとうございますニャ!」

リード(以下リ) 「やあ、ありがとう」

ユ 「アルフレアのみニャさんは、全員種族が違いますのニャ?」

リ 「ああ。まあ、たまたまだよ。ギルドで斡旋されたメンバーがそうで、最近まで4人だったんだ。今は期待の新人シズカが入ってくれて、何かと助かっているよ」

ユ 「そこニャんですけど、シズカさんの、あの、魔法?あれはニャンニャンですか?」

リ 「プフッ!!き、君。『ニャンニャン』って今時言わないよね・・・・・・」

ユ 「はい?」

リ 「あ、いや。失礼したね。シズカの能力だったね。まあ、当然秘密さ」

ユ 「まあ、そう言われるとは思ってましたニャ。・・・・・・じゃあ、今後の目標を教えて下さいニャ」

リ 「もちろん、全員白金ランクの、最高位冒険者になることだよ」

ユ 「おお~~!では、今後もアルフレアの活躍に注目していきますのニャ!」

リ 「期待していて貰おうか」



『黒猫』

ユ 「うう。ニャんでアタシは、この人に、はニャしかけてしまったんでしょうかニャ。ちびる寸前5秒前ニャニョニャ!」

ザン(以下ザ) 「・・・・・・」

ユ 「あ、あニョですね。ま、まずニャンで『イビルキャッツ』ってニャまえにしたんですかニャ?」

ザ 「『黒猫』だ」

ユ 「あ、し、失礼しましたニャ!殺さニャいでくだしゃい!そニョ。ニャンで『黒猫』に」

ザ 「飼ってた猫が黒猫だった・・・・・・」

ユ 「は?」

ザ 「可愛かった・・・・・・」

ユ 「はあ・・・・・・。で、では、手下の人たちは」

ザ 「俺はソロのつもりだ。あいつら勝手に付いてきている。ただ、俺は生活能力が無いから、助かっている」

ユ 「おお!」

   (少し赤くニャってるニャ!?)

ユ 「では、最後に、『黒猫』の活動方針は?」

ザ 「世界平和・・・・・・」



『歌う旅団』

ユ 「やっと捕まえることが出来ましたニャ!よろしくお願いしますニャ!」

アイン(以下ア) 「くっそーーーー!聞いてくれよ!俺たちは最強のパーティーなんて言われてるけど、その実、とんでもねーんだ!」

ユ 「ニャニャ?!」

ア 「光の皇子とか言われてるクララーは天然で女たらしだし、天然で厄介事に首突っ込むし、いろんな生き物次々拾ってきやがる!!ピフィー姉さんは80過ぎてるくせに『純情処女』とかふざけてやがるし、めっちゃ怖いんだぜ!!シャナの旦那は暗いし怖いし、ティナにだけ甘くて、すぐ暴走するんだぜ!!ティナは、ティナはそりゃあ、可愛くて天使だけど、可愛がろうとするとシャナが睨むんだ!!理不尽だろ!?俺がどれだけ大変な思いしてるのか知りもしねぇ!どれだけ尻ぬぐいして来たかってんだよ!!ああ!マイネーの兄貴!!マジで帰ってきてくれー!!俺の胃に穴が開いちまうーーーー!!アーーーーニーーーキーーー!!」

ユ 「ギャーーー!この人めっちゃ酔ってるのニャーーー!」


ピ 「アイン?!」

ア 「ギャアーーーー!ごめんなさい、ごめんなさい!!」


ユ 「いや~。知りたく無かったニャ・・・・・・」




 正義の翼にもインタビューしたかったニョですが、祝宴会に参加しニャいで、もう旅立ってしまったそうですニャ。残念無念ですが、一時一緒に行動したので、そニョ時に、色々聞いたニャ。

 活動方針は『正義』。剣と鎧はムンク製!すごいのニャ!後の答えもだいたい『正義』だったのニャ。ピレアって人はニャぞだけど、とにかく『正義の勇者』だそうですニャ。

 

 以上、パイドン・ユリーカのインタビューでしたニャ!


ガーランド 「む?我が輩にもインタビューしておったよな?なぜ紹介しないのだ?」

 

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