蔵一進真は平穏な日常を求める
kahu
プロローグ
その男は比較的平和な日常を過ごしていた。
朝は朝食を作り。妹を学校へ送り出す。洗濯物を干し、掃除機をかける。
昼は散歩に行き、夕方になれば夕食を作り洗濯物を取り込む。夜は妹を寝かせ自分の部屋に戻り眠る。そんな何気ない日常だった。
ある日、彼が日課である散歩に行くと公園の木の上に猫が一匹降りられないのを見かけた。この高さでは到底届かない。しかし、彼は構わず猫に手を伸ばした、背伸びもせず自然な感じに。
「おう!そこにいるてめぇが蔵一進真だな?」
声をかけてきたのは背丈は自分より1.5倍はありそうな体格の男だ。しかし、声をかけたからといって親密な関係を築こうというわけではない。
進真は大きくため息をつくと、手をそっと下ろし口を開く。
進真
「ああ、何のようだ。」
進真はそう尋ねるが何の用件かは察しはついていた。彼はいつの間にか、救出していた猫を地面におろす。彼は比較的平和で、何気ない日常を過ごしていた。しかし、たった1つ他の人とは異なることがあった。それだけで平穏は突如崩れ去る。
「俺と超能力で勝負しろ」
彼は超能力者であった。
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