ゴブリン退治
「女神様そっちに向かいましたよ!」
「はい!!」
僕たちは依頼されたゴブリン退治の為に洞窟に来ていた、
「ハック後ろ!!」
女神様が焦るように僕に声をかけてきた、もう可愛いです結婚してください。
「っ!!」
僕は回し蹴りをしてゴブリンを倒した。
「ハック凄い強いカッコいい♡」
そんな跳ねないでください女神様、その本当に辞めてください死んじゃいます僕、ゴブリンじゃなくて貴方に殺されちゃいます死因は尊死ですかね、
あぁ、なんて事だ女神様のスカートがあぁ……
「はっ///」
女神様は僕の視線に気づいたのかスカートを押さえた、
「見た///」
いいえ見てません、決して女神様の下着が黒だなんて……黒!?
た、試されてるのか僕は……純朴な服装着ていながら中は積極的ですと!? いや、待て落ち着け僕よ、たかが下着だ年頃の女神様だ多色な下着を持っていらっしゃるだろう。
「ハック?」
やはり試さられてるのか女神様よ。
やめてくださいそんな顔で見ないでください今答えますから、
「いえ見てないですよ女神っ」
「嘘、見えてたでしょ、ハックの顔がそう言ってるもん」
くっ、やはり思考が読めるのかこの女神様は。
「いえ、見てないですよ」
「私の言ったことを否定するの?」
そんな、純情そうに言わないでください女神様、貴女様は女神だ鬼ではない。
ど、どうする逃げるか、否、こんな洞窟のなかで女神様を一人にする事はできない、
ならば僕が言えるのは、
「白でしたか?」
「黒……」
すぅー
何故いうのですか女神様、やはり試されてるのですね、何故、黒の次は言わないのですか一体何を言えば正解なんですか教えてくださいそこの人、
「笑えばいいんじゃないかな」
「ハック会話に成ってないよ?」
うっ
何故ですか女神様!? ここは魔物の巣窟ですよどうして下着なんかで僕は平伏しなければいけないんですか、いやこういうの別に嫌いではないですが場所と時間を考えてくださいよ女神様!!
「……わかった」
わかった? 何がわかったのですか? 女神様、そんな目をしないでくださいそんながっかりしたような目を!!
「外にでましょうハック///」
感情の起伏の激しい御方だ、先程まではあんなに強気だったのにスカートを押さえて恥ずかしそうにしてらっしゃる、自分で黒とまで言ったのに可愛いですね結婚してください。
「そうですね女神様、ゴブリンも粗方退治しましたし出ましょう」
女神様は僕の前を歩いて洞窟の出口にたどり着くと、
「ぐへへ、でてきたぜ兄弟よ」
「ふごっ、でてきましたね兄じゃ」
「兄さん達、僕もう我慢できない、見てよめいちゃんだよ」
何だこのガキ共は?
「レイ君、イー君、プー君、どうしたの……」
女神様の声が震えているだと……この村は一体女神様に何をしているんだ?
「決まってるじゃないかめいちゃん僕達はきみとや」
僕は絶対に言わせまいと先頭に居たレイ君とやらの顔面を全力で殴った、
すると、彼の顔の骨が外部に聞こえるほどの音がして飛んでいった、
「レイ兄ちゃん!?」
「レイお兄ちゃん!?」
レイ君とやらは飛ばされるとピクピクしながら動いていたがもう二度と立つことは無いだろう、
「お前ら子供だからって女神様を虐めるやつはゆるさん」
「ハック///♡」
女神様の羨望な眼差しを僕に向けられている、何だろうか胸がムズムズする、これが愛か……
「レイ兄ちゃんの仇!!」
イー君とやらが僕に向けて何かを向けて射ってきた、
「ハック!!」
そんな大声を上げないでください女神様、僕一応勇者パーティーの一人だったんですよ子供の一人や二人ぐらい相手にできないわけじゃないんです、だ……か……ら、
「死にさらせぇ」
僕はイー君とやらの頭の天辺に肘を落とした、その時に何かミシっと音がしたがたぶん気のせいだろう、
「イーお兄ちゃん」
イー君とやらは、口から泡を吹き出しながら白目を向いていた、
「あれは当分立てないだろうな、で君はどうするんだ向かってくるのか?」
「ば、化け物、村で一番強いやつを呼んできてやる!!」
残り一人は村のほうに走っていった。
「ハック///」
「どうしました女神様?」
「カッコいいよ♡」
当然です、僕は貴女を守りますから……絶対に。
僕と女神様はその場で見つめあっていると先程のプー君とやら戻ってきた、
「早いな、村ってそんなに近かったか?」
「ハック多分違うよ……」
女神様の言う通りだった。
プー君とやらは首より下がなくダラダラと血を流していた、そしてその首を持っていたのは洞窟にいたゴブリンよりも、ふた回り大きいホブゴブリンだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます