第7話  5月11日 火曜日 昼休み

 白雪さんとお弁当を食べながら話している。

「お疲れ様。今朝は大活躍だったね。留守番に掃除に電話応対、なんでも任せられる!」

「有り難うございます。ラスさんが指して下さって恥ずかしかったです」

「もう、遅いわよ。明日の朝礼であれ承認される」

「承認ですか?」どういうことだろう。

「そう。今後連絡を受けた人はあの形式で白板に書くの。誰が何故遅れていて、遅くても何時までに着くか一目で分かるから」

「そう思って下さり、有り難うございます」

「こちらこそ。あ、メモ読んだよ」

「面白いですよね。役に立ちましたし」

「だから、奈多さんの欄に書けたんだね」

「そうです」

 クシさんが来た。

「話しているところ、すまん。白雪さんに電話。宮迫さんから」

「有り難う。すぐ行く」

 述希は、クシさんと呼んで良いと確認できた。

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