双極性障害さんの独り言。

多賀 夢(元・みきてぃ)

双極性障害さんの独り言。

 最近は、寝入りに就くのが朝になった。

 それでも相方は、私とうどん屋に行くため10時には起こそうと躍起になる。でも結局根負けして、自分はもっと寝ている。

 おそらく薬の副作用だろうが、それは全く気付いていない模様。私はうつ症状だと思う。私の薬に眠気の副作用はない。


 私と相方は、揃って双極性障害だ。

 相方は1型で、果てしなく横暴になり、時にそこそこ落ち込みいじける。

 私は2型で、気分の上下は小さいが、体だけが鬱になる。

 その人の程度によって症状は様々だろうが、私のところはこのような感じだ。


 私はなんとか昼に起きだして、パソコンの電源を立ち上げる。

 私は在宅でプログラミングをしている。若い頃はバリバリのシステムエンジニアだった。うつ病と誤診されて以来だから、ブランクは15年ある。大変ではあるが、それでもやっぱり物を創る仕事は好きだ。自分の責任が見える仕事が好きだ。


 対して、相方は責任を問われるのが嫌いである。

 とにかく逃げる。日常のちょっとした選択も私に決めさせる。

 彼の方が症状は重いのだが、自分が寝込んで動けなかった時期を思い出しても、こんな逃げ腰になった事はない。だからおそらくこれが彼の地の性格だ。

 出会った頃はキラキラしたオーラがあったのだが、あれはおそらく躁状態、鬱の真逆にある俺様ゾーンにいたせいだろう。躁状態になると、行動力も決断力も格段にUPするのだ。――当然、間違ってる事が多いけど。


 思うのだが、精神障害が重いままの人と軽くなる人の差は、こういうところではないかと思う。自分に責任を持つ人と、他人に責任を求める人と。

 自分の責任で動けば、ミスをしても簡単に修正方法が思いつく。他人に影響がないと分かっているから、ストレスなく冒険に踏み出せる。

 だけど他人に責任を求めていると、ミスは他人のせいになり自力で挽回できない。相手を責めてはみるものの、そっぽを向かれると行動できないから結局媚びに走りプライドも折れる。当然冒険など怖くてできない。どう考えてもストレスがフルである。


 ところで私は香川県に住んでいる。香川と言えば讃岐うどん、これはガチだ。世間に知られるよりも以前から、コンビニを凌駕する数のうどん屋が存在し、それらは大概朝~昼の営業である。彼が行きたがったうどん屋はもう閉まる。ああ、また落ち込んでウダウダ私のせいにするんだろうな。めんどくせえ。


 また、自己啓発とか認知療法の本を読ませるか。

 カウンセリングも必要だよなあ。

 ――その前に、資金が必要なんだよな。こうやって文章書いて遊んでないで、そろそろ仕事しよ。

 今日は新しいロジック入れちゃうぜ?やっちゃうぜ☆


(以上、私のつぶやきでした)




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