21話 オフコラボリレー配信2,3,4枠目

『《音町アリア/Vワールド3期生》記念オフコラボリレー!みんなありがとう!《2枠目》』

 24,392人が視聴中 ↑2022 ↓10


コメント:きた!

コメント:きたぞーー!

コメント:イズモちゃんずっとシロネちゃんの髪の毛梳いてたなw

コメント:てぇてぇ過ぎて死んだゾ

コメント:枠移動完了

【アリアちゃん大好き¥10,000 3期生の歌姫にプレゼント】


「よし、みんな枠移動完了したかな?あっアリアちゃん大好きさん赤スパチャありがとう!それじゃあ、イズモからシロネを奪い取って」

「ミャア!?」

「あああぁぁぁシロネちゃんッ!」

「シロネいらっしゃい♪」


 ヒョイッと持ち上げられて、そのままアリアの膝の中にイン。

 アリアにまで持ち上げられるとか、えっ、僕の体重軽すぎ?


「枠主の特権である猫ちゃんを手に入れたので、早速歌っていきたいと思いまーーーす。まずはこの曲!」


 アニメの歌姫やアイドル達が歌う曲を選曲する事が多いアリア。今回も例に漏れず、アニメの歌姫が歌う曲をチョイス。

 生で聞いても上手で、ある意味VIP席に居る気分で、終始歌に聞き惚れていた。

 

 そして何ごともなく全員が歌い終わる。抱き付かれたりすると思い、身構えてたけどそんなことはなかった。

 もちろん僕の声はブルッブルでした、はい。

 

コメント:888888

コメント:8888888

コメント:888

コメント:888888

コメント:8888888

totto✓:88888888888888

九坂かかえ✓:888888

塔道あきり✓:8888

九津々海✓:8888888888888888

霧江きりこ✓:888

拓馬たろう✓:8888

黒神フェン✓:888888

犬崎チロ✓:88888

執仕ベル✓:888888

夢現ミルマール✓:8888

コメント:(炎)たろう(炎)88888

コメント:8888

コメント:たろうを燃やしている音に見えて草

拓馬たろう✓:何どさくさに紛れて燃やそうとしてるんだ!?

コメント:ここまで天丼


「という訳で、みんなが歌い終わったという事は……再びあのゲーム、サイコロ勝負の時間だーーー!」


コメント:今度こそシロネちゃんの告白ボイスを!

コメント:アリアちゃんが負けたら即興告白セリフか・・・ごくり

コメント:みんな負けて

コメント:毎秒負けて♡

コメント:負けるんだよあくして

コメント:容赦ないリスナーたち

コメント:聞きたいからしょうがない


「みんな欲しがりさんなんだからぁ~~~。よし、じゃあ前枠で全勝したシロネと……」

「はいはいはーーーーい!さっきは無様に負けたけど、今度こそ勝つよ!」

「まっ負けたというより、自滅な気が……」

 

 僕は悪くないよね?


「シャラップ!今度こそシロネちゃんの恥ずかしい告白セリフを流すんじゃい!ええええいっ」


 カラカラカラカラカラッ


「2!勢い良く回したイズモが出したのは2!これはクソザコ過ぎるぞぉぉおお!」

「うわーーーーん、どうしてだよーーーーー!」

「……なむさん……」


 僕が出した目は6。オーバーキル過ぎる。

 そしてお約束のボイスが流れ出す。


イズモ『だいすき……だいだいだい、だーーーーいすき!えへへ、いっぱい好きって言っちゃった……恥ずかしいけど、私の好きって気持ち……伝わった……かな?」


コメント:伝わった

【イズモ布教し隊副隊長¥10,000 大好きだーーーーー!】

【¥11,111 イズモちゃん、クソザコでありがとう】

コメント:この枠に来れてよかった

コメント:もう思い残すことはない・・・

コメント:↑成仏しないで

コメント:↑鬼畜かな?

夢現ミルマール✓:熱烈な告白♡

犬崎チロ✓:かお、熱くなっちゃった

コメント:先輩方もやられてるw


「わーーーーわーーーーわーーーーなにもキコエナイーーーーー!」

「恥ずかしがっているクソザコ悪魔は置いといて、次はメメいってみよう。敵討ちだ!」

「まかせてぇ、くださぁーーーい。えいっ♪」


 カラカラカラカラカラッ


「またもや5!メメは連続で5を出した!これは強い、さっきの悪魔娘より断然強い!」

「うっせいやい!」


コメント:これは勝ったな

コメント:勝ったな風呂入ってくる

コメント:ちょっと畑見てくる

コメント:おまえらwwwなんでフラグを立てるwww

コメント:これは勝ち申した!


「さあぁ、シロネちゃん。転がしてください」

「もっもうむりそう…………えい」


カラカラカラカラカラッ


「なんだこの子は!出た目は6、シロネ強過ぎでしょ!」


メメ【同じ音声を再生中】


コメント:メメ推しのワイは何度聞いても良い

コメント:何度でも聞きたい

【¥1,234 シロネ最強シロネ最強シロネ最強】

コメント:荒らしみたいなスパチャw

コメント:いったいシロネちゃんを負かすことはできるのか


「フッフッフッ、今までのヤツらは3期生の中でも最弱」


コメント:お前も3期生じゃい

コメント:確かに最弱が1人いたなw

コメント:アリアちゃんどうしたwww


「この3期生最強である私が、勇者シロネを倒して見せよーーーー!えいぃぃぃ!」


 カラカラカラカラカラッ


「どうだぁ、6!私が最強、無敵!!!」


コメント:おぉぉおお!

コメント:急に覚醒した

コメント:これは勝つる

コメント:今度こそ勝ったな、風呂入ってくる

コメント:田んぼの様子見てくる

コメント:↑だからお前らw


「えい」


 もはや無心。悟りすら開けそうな境地で転がす。


 カラカラカラカラカラッ


「なっなにーーー!?同じ6だとぉぉおお!小癪なぁ……」


コメント:あっ

コメント:あっ

コメント:あっ

コメント:あぁぁ、フラグ立てるから

コメント:なーむー


「振り直しだから、もう1度…………ええええええ!?なんでぇ!さっき6出たじゃん!なんで1なのぉぉおおお!!!」


コメント:草

コメント:草

コメント:lol

コメント:grass

【¥930】

【¥930】

【¥930】

【¥930】

【¥930】

コメント:有料草生えすぎぃ!

コメント:なんてオチを持ってくるんだアリアちゃん

黒神フェン✓:アリアも雑魚ね!

コメント:↑草

コメント:煽ってて草

コメント:でも1番の雑魚は・・・

コメント:シッ、フェンちゃんの悪口はそこまでだ

黒神フェン✓:なんですって!!!


「あい、告白ボイス言います……」


 人生って、時には残酷だよね……。

 アリアの膝の中で、膝を抱えて丸くなりながら頷いた。


「ねえねえ、愛してるよゲームやってみない?そうそう、遊びだから、ね?いくよ。……愛してるよ……あいしてるよ…………本当にっ、ア、イ、シ、テ、ル、ヨ、チュッ」


 友達感覚のお遊びからの、不意打ち。

 イズモの時と同じで、直ぐ近くで言われているものだから、錯覚してしまいそうなほどドキドキする。

 もうそろそろ僕の心臓ダメになるんじゃないの……大丈夫……?


コメント:不意打ちズルい

コメント:まっまあ、知ってたし?(無事死亡

コメント:これぐらい余裕だし?(蘇生中

コメント:↑死んでんじゃねーかw

執仕ベル✓:こういう不意打ちシチュエーションいいですよね!

塔道あきり✓:私も好き

【¥30,000 アリアちゃんクソザコ助かった】

【¥5,000 いい夢見れそう】


「あぁぁぁもう、シロネ強すぎいいいいい!」

「ミ゛ャ゛ア゛ア゛ア゛ア゛!?」


 ずっと抱きしめられないと安心してたら、やってきたよ!!!


「シロネ柔らかいし、いい匂いだよね。クンクン」

「ミッミャアアアア、かっ嗅がないでぇぇぇぇええええ……」

「残念ながら、ここからはてぇてぇタイムだからね!我慢してた分たっぷりとシロネニウムを補給するぞぉ、ギューーーーー!」

「ミャーーーーーーーー!むにぇがあぁぁあ」

「おっ、そんなにお姉さんの胸が気持ち良いのかな?ほれほれ~~~」

「みゃっみゃっみゃっみゃぁァあぁぁアァああぁあ、あっ、太ももぉ、そこっ、だめえぇええええぇぇええ」


コメント:百合畑はここだったか

コメント:ふぅ・・・

コメント:ふぅ

コメント:ふぅ

コメント:これはセンシティブ

コメント:ふぅ

totto✓:ふぅ

コメント:ふぅ

コメント:tottoママw

九坂かかえ✓:私も抱きしめたい・・・

コメント:かかえちゃんw

コメント:シロネ抱き枕の販売はまだですか

【てぇてぇ大好き民¥10,000 今月の百合代】


「そろそろ時間なのでぇ、みなさん次枠へゴー、ですよぉ」


【この放送は終了しました】




『《花咲メメ/Vワールド3期生》記念オフコラボリレー!みんなありがとう!《3枠目》』

 32,891人が視聴中  ↑4812 ↓12


 アリアの枠が終わり、今度はメメの枠へ移った。

 そして僕のポジションもメメの膝の上に移った。


「…………」


 お尻の下が柔らかい。ベビードールだから素肌同士がくっついてスベスベで気持ち良い。

 

「なぁ~~~で、なぁ~~~で♪」


 もう疲れ過ぎて、反応する気力がない。

 頭も優しい手つきで撫でられて気持ち良くて、このまま寝ちゃいたい。

 でもすぐに歌う番がやって来るから、気をしっかり持たなきゃ。


「それでは花咲メメぇ、歌います」


 前半とは違い、バラードが流れ心地よい雰囲気が流れる。

 特等席で聞く歌は最高だよね……ぐぅ。


「――ネちゃん、シロネちゃん」

「ミャッ!なっなになにっ、どうしたの」

「シロネちゃんのぉ、番ですよ」

「あっ、意識が飛んでたみたい……ごめん…………」

「大丈夫ですからぁ、ほら歌いましょう」


コメント:シロネちゃんおねむ

コメント:弄られ疲れてるのかな

コメント:あれだけ騒いでたらね

コメント:寝顔見たい

九津々海✓:添い寝してあげたい

コメント:海ママぁ・・・


「えっ、えっと、それじゃあ歌います」


 どうしよう、まだ頭が少しボーっとする。でも頑張らなきゃ。


コメント:お、さっきよりも良い

コメント:震えてない!?

コメント:なんだかんだ言って、シロネちゃんも良い声だよな


 歌のコーナーも無事に終わり、3回目のサイコロ勝負。


「はい、現在連勝中のシロネちゃんにぃ、挑む人はいますか?」

「ハイハイ、今度こそハーーーイ!今回は良い所見せるよ、汚名返上じゃい!」

「それではイズモちゃん。汚名挽回にならないようにぃ、がんばってくださいね♪」

「任せてぇえええええ、そい!」


 カラカラカラカラカラッ


「あっ、1ですねぇ」

「フッ……勝ちを知りたいぜ……」


コメント:カッコつけてるけど負けなんだよなぁ

コメント:そんな「負けを知りたい」みたいに言われても

コメント:草

コメント:ザコザコ悪魔

黒神フェン✓:雑魚ばっかりね!

コメント:↑おまいう

コメント:↑ほんそれ


イズモ【同じ音声を再生中】


「では気を取り直してぇ、今度は私が相手です!えいっ」


 カラカラカラカラカラッ


 メメが出した目は2。


「あららぁ」


 次に僕が出した目は4。まさに無敗神話が更新されつつある。

 勝負に負けた枠主であるメメは、早速マイクを口元へ近づけた。


「今日はぁ、いーーーぱい、疲れましたねぇ。そんな日はぁ、ゆっくりしてください。お風呂にしますかぁ?ご飯にしますかぁ?それともぉ……わぁたぁしぃ?フフ、慌てなくても大丈夫ですよぉ……愛してます」


 もちろんメメちゃんで!

 ほかに何を選ぶというのだ!


コメント:メメちゃんで

コメント:メメちゃん一択だろ

コメント:何で目を開けてもメメちゃんが居ないの

コメント:まずはご飯にしてからお風呂に入って、そのあとかな

コメント:↑誰もきいてねぇよw

【¥20,000 結納金】

コメント:結納金www

【¥50,000 新婚生活応援代】

コメント:相手は誰なんですかねぇ・・・

コメント:シロネちゃんだろ

コメント:即答は草


「う~~~ん、これはぁ、少し恥ずかしいですね」

「メメここは私に任せて!今度こそ勝ってみせる!」


 意気込んだアリアがサイコロを回す。

 そして出た目はなんと6で、僕が出したのは5だった。


「やったああああ!ようやく勝てた!」


コメント:アリアちゃんGJ

コメント:よくやった!

コメント:シロネ不敗神話は破られた

【¥5,000 ようやくシロネちゃんのボイスが聞ける】


シロネ『いつも傍で見守っていてくれてありがとう……僕の大好きって気持ちがいっぱい伝わる様に、心を籠めるね…………だいすき、だよ」


「ミャアアアアアアアアアアア!恥ずかしーーーーーー!」


コメント:生きててよかった

コメント:凄い伝わった

【¥50,000】

【¥10,000】

【¥10,000】

【¥20,000】

【¥30,000】

コメント:無言赤スパチャニキ多すぎぃ!

コメント:昇天した

コメント:輪廻転生してきたわ

コメント:俺は転生3回目

コメント:↑転生しすぎぃいい!


「それでは最後のコーナーになりました。シロネちゃん」

「はっはい……!」


 こっ、今度は一体何が来るんだ……ゴクリッ。

 僕はメメの膝上で身構える。


「ギューーーーーー」

「ミャッッッッッ!」


 すると、予想通り後ろから包み込む様に優しく抱きしめて来た。


「あぅ……むにぇが……あたってりゅ……」

「女の子同士なんですからぁ、気にしなくてもいいんですよぉ?それともぉ、気になっちゃうんですかぁ?」

「うみゃぁぁ…………」


 これ、絶対に分かってて押し付けてるヤツ!

 スイカぐらいある胸が、ポヨンポヨンって背中を押してる。


「あぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁうぁぁぁうぁあぁうぁうぁああぁあ」

「ふふふぅ♪えいえいぃ」

「羨ましい!どっちも羨ましいぞ!という訳で、次枠はシロネちゃんの所だから、みんなちゃんと来るんだよぉ!」


【この放送は終了しました】




『《振上シロネ/Vワールド3期生》記念オフコラボリレー!みんなありがとう!《ラスト枠》』

 54,292人が視聴中  ↑6191  ↓21


「ミャァアァァアァァアアアァァァァ……」


コメント:ラスト!

コメント:終わらないで

【¥10,000 延長代】

コメント:なんかへばってるw

【¥388】


 ようやくメメから解放されて、幸せな地獄から抜け出せてヘロヘロ状態。

 現在、いつも配信を行っている机に突っ伏しており、場所も変わったことで3人は椅子を持ってきて横に座っている。


「今日はいっぱいシロネちゃんを堪能できたよ。これであと100年は魔界で戦える!」


コメント:流石悪魔、長生き

コメント:魔界の悪魔さん逃げてw

コメント:なぜ争うのか


「そうね。今日はシロネデイと言っても過言ではないわ」


コメント:アリシロてぇてぇ

コメント:本人からしたら災難だったのでは

コメント:どう見ても襲われてたw

コメント:でも助かる


「新鮮なシロネニウムをぉ、堪能できましたぁ♪」


コメント:メメシロ推し

コメント:堪能しすぎでは

コメント:俺にも分けて

コメント:こっちも堪能できたわ


 

「なんだか枠主のシロネちゃんがヘバッているので、私が進行役を務めます。では、最後の歌枠いくぞーーー!ほらほら、シロネちゃん起きて」

「あっ、そうだった……」


 疲れ果てた身体を起こして歌う準備をする。

 

「それじゃあ最後の曲、歌います」


 僕、イズモ、アリア、メメの順番になるから、選曲は元気なモノで行く。


「ウ〇ーアー!」


コメント:なっつ

コメント:これすき!

コメント:やった!

コメント:ヘロヘロなのに歌えるのかw


 という訳で、歌い切ってバテました。

 

「はふぅぅぅ……」


 最後の力を出し切った感がある。だから酸欠になってないけど、少しフラフラするよ。


「本来ならここでサイコロ勝負、なのですが。今回は尺の都合もあり唯一聞いてない物のみを流したいと思います!」

「……あれ、そんなのあったかな?」


 イズモの言葉に首を傾げる。

 録音しておいた物は全て流し終えたので、サプライズでもない限りは無いはず。


「それは…………シロネちゃんの即興告白セリフぅぅうううううイエエエエエエイ!」

「ワーーーーーーオ!」

「どんどんぱふぱふぅ」


コメント:待ってました!

コメント:勝負無しで聞けるとか神かな?

コメント:流石イズモちゃん分かってるぅ!

【¥10,000 告白セリフ代先払い】

【シロ友有識者¥5,000 告白ありがとう(素振り】


「ミャア!?」

「ほら、みんなも待ってるし、ユー言っちゃいなッ!」

「うぅ、でっでも恥ずかしいよ……」


【¥3,888 あくして】

【¥3,888 あくして】

【¥3,888 聞きたい】

【¥3,888 はやく】

【¥3,888 あくして】

【¥3,888 はーやーく】

コメント:あくして

コメント:はよう

コメント:スパチャニキたちの足並みが凄いw


「ミ゛ャ゛ア゛!?そっそんな、お金で殴るのはいけないと思います!」

「ほらほら、シロネ。はやくはやく」

「自分だけぇ、言わないのはずるいですよぉ」

「うぐぅ…………わ、わかったよ……」


 緊張しながら、新しくしたマイクを近づける。

 こんな時、マイクを新調したのが恨めしく思ってしまった。


「うぅ……はずぃ……、いっいつも、隣で、応援してくれてるぅ……みっみんなのこと、だっ……だっ……大好きだよっ!」

「はうっっっ!」

「くぅぅぅ!」

「あっっっ」


 いっ言った!凄い恥ずかしかったけど言えたよ!

 恥ずかしくて、コメントすら見たくなくて目を瞑ってたけど……チラッ。


コメント:・・・シロ友でよかった

コメント:シロネちゃん・・・

【シロ友有識者¥2,000 今月はもうこれぐらいしか・・・ごめん】

コメント:俺らもシロネちゃんのこと大好きだぞ

【九津々海¥50,000 大好きだよーーーーー!】

九坂かかえ✓:わたしもーーーーー!

執仕ベル✓:可愛すぎませんか?

コメント:かわE

コメント:ふぅ・・・

コメント:海ちゃんwwwwww

コメント:音質よくなったよね、マイク変えたのかな

コメント:おかげで昇天しました


「ミャ!シっシロ友有識者さん、そんな無理しないでいいからね!?あと海ちゃん投げすぎ!!!」


コメント:シロ友有識者ニキ心配されてズルいゾ

【きりきりまい¥50,000 心配してくれると聞いて、今月の家賃代】


「ミャアア!?きりきりまいさん、それ家賃!だめだから、それ使っちゃダメなヤツだから!!!」


 ネタだとしてもダメだからね!


【¥3,888 シロネニウム購入代】

【¥38,888 シロネニウム10個】


「そんな怪しいもの売ってないからね!?」


 つい、リスナーの悪ふざけにツッコんでしまう。

 そろそろ次のコーナーに行かないと時間が押してきた。


「シロネちゃん、リスナーさんと戯れるのもいいけど、そろそろ次のコーナーに行こうか」

「うっうん」


 流石イズモ、機転を利かせて進行をしてくれる。あのままだと、永遠にスパチャ芸にツッコミを入れている所だった。


「それではリレー企画の結果発表に移りたいと思います。シロネちゃん誰が1番良かった?」

「うぇ!?……えっと、あの、その……」


 これは何を基準で判断すればいいんだろう?

 抱き着かれた時の気持ち良さだと、やっぱりメメが……その、1番大きいし……。

 安らげたのは、イズモのブラッシングが1番だったのは言うまでもない。

 そうなると、やっぱり…………。


「イっイズモ……かな」

「やったーーー!」

「でっ、でもリスナー投票はまだ分からないじゃない?」

「そうですよぉ。さあさあ、最終決戦です。リスナーさんはぁ、1番良かった人の名前をコメントしてくさい」


コメント:イズモちゃん

コメント:アリア

コメント:メメ

コメント:メメちゃん

コメント:アリアちゃん

コメント:イズモ

コメント:イズモ

コメント:イズシロてぇてぇ

コメント:アリア

コメント:メメちゃん

コメント:シロネニウム量的にメメちゃん

コメント:攻めのアリアちゃんかな


「んん~~~これは同じぐらいだねぇ」


 イズモがコメントを見て呟く。

 僕から見ても同じ量で決められそうにない。


「残念ですけどぉ、同点っぽいですね」

「そうだね。コレばっぱりは仕方ないか」


 メメに同意するアリア。

 

「という訳で、リスナー賞は同点。シロネ賞は私イズモが頂きました!パチパチパチ」

「パチパチパチ」

「パチパチパチぃ」

「どっ同点でも良かったんだ……パチパチパチ」


 あれ、これって選ばない方がよかったのかな?

 少し不安だけど大丈夫だよね?


「それでは最後に、長時間お付き合いいただいたみんなに、1人ずつお礼を述べたいと思います。まずはアリアちゃん」


 長かった配信も、ついにここまでやって来た。

 あとはお礼を言うだけ。


「はい!今日は長い間、私達にお付き合いいただきありがとうございます。ここまで来れたのも、応援してくれるリスナーさんや同期、そしてこのVワールドを盛り上げてくれた先輩方のおかげです。これからも頑張って歌って騒いで、シロネを弄っていくので、3期生の応援よろしくお願いします!」

「ミャア!?最後!ねえ、最後が可笑しいよ!」


 なんで不穏な言葉が最後にあるのぉ!?


「次はメメちゃん」

「はい。アリアちゃんと同じくなりますがぁ、ここまで来れたのは先輩方、リスナーのみなさん、同期の支えがあったからです。これからもいっぱい、いーーーっぱいゲームして、雑談して、お歌も歌って、シロネニウムを補充していくのでぇ、応援をよろしくお願いします」

「だからなんで!?それを入れないとダメな呪いにでも掛かってるの!?」


 天丼か?天丼なのか!?


「それでは、次は私から。このVワールドに来れて本当に良かったです。頼もしく優しい先輩方が作ってくれたこの場所で、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います」


 うんうん、今度はまともだ。


「大変なこともあったけど、こうして楽しくやって来れたのもリスナーさんや同期、そしてシロネニウムのおかげです!」

「ミャアアア!ねえ最後!どうしてそうなるの!!!」

「はい、次シロネちゃん。どうぞ」

「ここで!?」


 驚きながらも、考えて来たセリフを思い出す。


「……えっと、あの……こんな僕を入れてくれたVワールドには感謝していて……ダメダメな所も受け入れて励ましてくれるシロ友やリスナーさん、同期のみんなが居てくれたから僕はがんばれて……だから、みんなには沢山ありがとうって言いたくて、ええっと……うまく言葉に出来ないけど、ありがとうございます!」


 もっと言いたいことがあったはずなのに、いざとなったら頭が真っ白になっちゃって上手く言葉に出来なかった。

 うぅ、慣れて来たと思ったのに……。


コメント:シロネちゃんがんばった

コメント:成長したなぁ

コメント:よくやった

コメント:以前なら泣いてた


「ヒッグ、シロネちゃん最後まで言えて偉い……!」

「なっなんでイズモが涙ぐんでるのさ……ほら、ティッシュ使って」

「ありがとうよ……あぁ、お見苦しい所をお見せしました。それではそろそろお時間となりましたので、名残惜しいですがこの辺で枠を閉じたいと思います。約4時間のお付き合いありがとうございました!」

「みんなーーーありがとうーーー!」

「ありがとうございましたぁ♪」

「あっありがとうございました」

「それじゃあ、みんな、せーのでばいミャアで締めようか」

「いいね。一度言ってみたかったんだよね」

「いいですねぇ」


 そっそうだったの?初めて聞いたよ……。


「それじゃ、せーーーの」

「「「「ばいミャアー!」」」」


【¥8,138 ばいミャア】

【¥8,138 ばいミャア!】

【¥8,138 ばいミャアアア】

【¥8,138 ばいミャア】

【¥8,138 ばいミャア!!!】

【¥8,138 ばいミャア】

【¥8,138 ばいミャア!】

【¥8,138 ばいミャアアアア】

【¥8,138 ばいミャア!】


【この放送は終了しました】


「おっおわったーーーーーー!」


 すごく濃厚で長い1日だった。おかげでもうヘロヘロだよ……。

 配信が終わった瞬間、ドッと疲れがやって来た。


「うぅぅ……ごめん……もう、だめ…………ふぎゅ……」


 体が休息を求めてやまない。

 僕は本能に従い、フラフラになりながらベッドへ体を沈めた。

 おやすみ……。




御街明奈音町アリアside


 目の前にスヤスヤと気持ち良さそうに寝ている少女が1人。

 少女といっても、歳は1歳しか違わない。しかし、誰がどう見ても少女と思う程、小柄で可憐な娘。


「それで、このベッドに誰が一緒に寝るか……」


 重々しく口を開いたのは、同僚であり、同期であり、ある意味ライバルでもある那月イズモ


「もちろん友達第1号である私でしょ。オフコラボも私が居なかったらいつできるか分からなかった訳だし」


 私は牽制のため、当然の権利を主張する。

 なにせ、私が1番の功労者と言っても過言ではないからだ。


「確かにそうですけどぉ、明奈アリアちゃんはいっぱい抱き着いたから今日は譲るべきですよ」

「そーだそーだ!それにシロネ賞を貰ったのは私だから、1番の権利は私にあるはず!」

「くっ……そこを突かれると痛いわね……」


 シロネこと湍ちゃんが居ない所で、3人だけ打ち合わせた時に決めたルール。

 リレー企画で1番だった人が、湍ちゃんと一緒に寝る権利を得られるというモノ。

 シロネ賞は仕方ないとしても、リスナー賞が同点だったから、このままでは一緒に寝れないと思い先んじて主張してみたけど、やっぱり無理だった。


「それじゃあ約束通り、私が隣で寝ますね。えへへへ、寝顔可愛い……ふぁぁぁぁ…………」


 那月は横たわる湍ちゃんの横に体を寄せると、直ぐに気持ち良さそうに寝息を立て始めた。

 今日は何だかんだで、ずっとはしゃいでいたから疲れたのね。

 実は私も結構疲れており、早く寝たい。できれば湍ちゃんの隣で。


「このベッドぉ、湍ちゃんが小さいのもありますが、大きいからまだ寝れそうですよね?」


 鈴音メメはそういうと、おもむろに那月とは逆側に寝そべり目を瞑った。


「スゥーーースゥーーー」

「鈴音まで……ずるい……」


 チラリと、用意されていた布団たちを見る。

 可哀想なことに誰も使っていないから、綺麗なままだ。


「でも、こっちも頑張ればまだ寝れるわよね……」


 気持ち良さそうに、くっ付きながら眠る3人を眺めながら呟く。

 私は、ソッと那月の横に身を倒し、眠りについた。


「おやすみ……」



――――――――――――――――――


『《世闇イズモ/Vワールド3期生》記念オフコラボリレー!みんなありがとう!《1枠目》』


 視聴回数23,902  ↑2001 ↓13


『《音町アリア/Vワールド3期生》記念オフコラボリレー!みんなありがとう!《2枠目》』

 視聴回数30,692  ↑2608 ↓26


『《花咲メメ/Vワールド3期生》記念オフコラボリレー!みんなありがとう!《3枠目》』

 視聴回数52,075  ↑5551 ↓21


『《振上シロネ/Vワールド3期生》記念オフコラボリレー!みんなありがとう!《ラスト枠》』

 視聴回数71,999  ↑7127  ↓18



チャンネル名:振上シロネ-ShironeHuruue-

チャンネル登録者数7万


チャンネル名:世闇イズモ‐IzumoYoyami-

チャンネル登録者数5,6万


チャンネル名:音町アリア‐AriaOtomachi‐

チャンネル登録者数5,4万


チャンネル名:花咲メメ‐MemeHanasaki

チャンネル登録者数5,7万


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