魔王を倒した勇者パーティは皆祖国から称賛され褒美を貰う中、吟遊詩人は祖国から罵倒され追放された。仕方ないので森で歌を嗜んでいたら何故か最強になった。今更祖国の危機で帰ってこい?もう遅いわ
ガーネット兎
〜第一章ユウト逃亡編
第0話 第一章プロローグ
私の名前はユウト!!
私が何者かって!?
魔王が大陸の最北部から世界征服に乗り出した為に、祖国から勇者パーティの一員として魔王軍と戦うように言われたしがない吟遊詩人さ...
見てくれよ!私の職業のレベルを!
ユウト 種族 人間
HP85
MP85
メイン職 吟遊詩人LV85
サブ職1 死奏家LV80
サブ職2 暗殺者LV80
サブ職3 賢者LV80
転職候補一覧
前衛 拳闘士LV49 サマーソルトLV30 戦士LV30 キックキラーLV32
中衛 糸操縦士LV30 忍者LV30
後衛 薬術士LV40 弓使いLV30 僧侶LV30
ユニーク バーテンダーLV30 遊び人LV1
因みに、普通の兵士で職業レベル25辺りである。
更には、普通メイン職しか扱えないが、
じっちゃんの形見「堕天使の首飾り」を持つ俺は特別に、メイン職のままでサブ職3までの職業の攻撃ができる。つまり、吟遊詩人なのに暗殺技が出せるんだぜ!! じっちゃんの形見まじ最強!!
えっ? 普通そんな良い物、勇者が使うべきだって? 勇者アダムは勇者以外の職業が遊び人しかないから宝の持ち腐れなのである。
私みたいな多彩な職業持ちは稀らしく、
私は重宝している。明日は魔王城での最後の戦いだ! 私の活躍を期待してくれよな。
何やら遠くの村で火事が起こったようだ。
白馬の馬車を引いていた勇者一行は、魔王城を行く前に立ち寄る。
村には魔王の魔物と思しき魔物が二体暴れていた。
「じゃあ準備するよ!」
ユウトはHP徐々に回復の曲と、
ステータスupの曲をパーティにかけた。
いよいよ臨戦態勢だ。
ユウトもハープから仕込み刀を抜く。
すると、一組の夫婦と少女がこちらに逃げてきた。
「助けて」
少女は泣いていた...
ユウトは頭を撫でてやり、耳元で囁く
「もう大丈夫だからね! 私達に任せて」
すると、アダムが先制して赤い魔物に斬り込む。
ユリウスは緑の魔物を抑える。
ユウトは背後から魔物を斬り、
ファーガソンが全体魔法で援護する。
「ウォーターレイン」
水があたりの火事を消しつつ、魔物に水のダメージを与える。
ユウトはユリウスが抑えていた緑の魔物の首を刎ねる事に成功した。
後は赤い魔物だけだ。
ユリウスが抑え役を変わり、アダムとユウトが斬り込む。
「ファイアードン」
ユウト、ユリウス、アダムは赤い魔物の
強烈な炎の魔法と衝撃波でダメージを喰らう。
するとアイリスからすかさず、
回復魔法が入る。
「癒しの陣ヒールネス」
アダムは、敵魔法後の隙を狙い、
「閃光の居合」
ただの速い居合で、首を刎ねた。
アダムは「もう安心だ」
と、村人に告げて、
勇者一行は魔王城に向かう。
ユウトに頭を撫でられた娘は一言こう告げた。
「白・馬・の・王・子・様・」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます