戯文集

石嶺 経

泥酔文学

 泥酔文学という題で始めてしまったので、泥酔していない時はこっちに書くことにする。ここから見た人は何のことか分からないだろうが、この『戯文集』とは別に、『泥酔文学』というエッセイを始めたもので、そっちは酒を飲みながら書く。こっちは飲んでない時に書く。そういうことである。


 酒と文学との相性はいまさら語るまでもない。

 酔っていると思いもよらぬものが出てくるものだが、飲みすぎると文章など書けない。その匙加減がなんとも難しい。普段飲んで、酔って楽しくなる量とどうも違うようだ。

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