自己啓発本を何冊読んでも救われない理由

 例えば、星座の本を5冊買うとしよう。そして読む。

 1冊目、フムフム、そんな星座があるのか。

 2冊目、さっき読んだのと同じような事が殆どだけどたまには新しい情報もあるなあ。

 3冊目、もう新しい情報はあまり無いけどこれが一番分かりやすいかも。

 4冊目、5冊目はもう苦行、読むのがダルいし億劫だ。

 実は、自己啓発本も同じである。いや、他のどんなジャンルでも言える事だったりする。将棋の入門書なども同じである。だから沢山読んでも意味がなかったりする。

 まあ、星座にしろ将棋の練習法にしろまずはここを押さえとけみたいなのは殆どの上級者は同じような認識だろう。テクニックなどに至っては、数冊読めばほぼ全てを知ることができるだろう。 

 私も一時期自己啓発本ばかりを読んでいた。そして思った。「あれ、これ前にも似たような話あったなあ」と。「やまない雨はない」とか「変えられない事を嘆くよりも変えられる事を変えよう」とか、昔から言われ続けてる内容を表現を変えて書き直してるだけだったりする。

まあ、表現が分かりやすい、しっくり来るって事はあるだろうが。そういうお気に入りの本を何回も読み返した方が新しい本を買うよりもよっぽど有意義かもしれない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る