第222話 美濃国攻略の陣容

山本勘助と真田幸隆・竹中重元・明智光安の4人の軍師は、美濃国攻略の為に念には念を入れて戦略を立てていた。


前回の西美濃攻略においては他国の影が見え隠れした事で、他国の干渉を極力排除する為に3つの方策を講じた。


一つ目は武田信玄との同盟だ。武田家に伝のある日置城主・織田忠寛を使者にして、「甲尾同盟」を結んだ。


この同盟は東美濃の苗木城主・遠山直廉の娘が信長の養女となり、武田信玄の世子である武田勝頼の正室となる婚姻同盟だ。


二つ目は、不破光治を使者として北近江の浅井長政との同盟を結び、同盟に際し信長の妹お市と浅井長政は婚約した。


三つ目は、西美濃と隣接する北伊勢への侵攻だ。当時北伊勢は北勢四十八家と呼ばれる小規模の城主や豪族達が割拠していた。


美濃攻略中に邪魔が入らぬ様、美濃国攻略と並行して大内義隆を大将にして侵攻するのだ。


その陣容は下記の通り。


■北伊勢攻略軍   32,000人

尾張国統括の清洲城から

 大将・大内義隆

  軍師・真田幸隆

  軍師・明智光安

  副将・陶晴賢   5,000人

  副将・冷泉隆豊  5,000人


海西郡の兵を集め、海西郡統括の荷之上城代・弘中隆包を将とした

           5,000人


海東郡の兵を集め、海東郡統括の勝幡城代・前田利久を将とした

           5,000人


中島郡の兵を集め、中島郡統括の野府城代・平手久秀を将とした

           5,000人


愛知郡の兵を集め、愛知郡統括の熱田羽城主・加藤順盛を将とした

           5,000人


長島の兵を集め、長島統括の長島城代・滝川一益を将とした

           2,000人



そして、美濃攻略軍の編成は下記の通りだ。


■美濃攻略軍 約35,000 人

小牧山城から

 俺、織田信長と妻・帰蝶の2人

 *吉乃・ゆず・鶴姫は産休中

  直子は育休中


 大将、2人

  内藤興盛、長野業正


 軍師、2人

  山本勘助、竹中重元


 相談役、3人

  斎藤道三、前田玄以、津田監物 


 剣豪達、13人

  諸岡一羽、林崎甚助、鐘捲自斎、

  佐々木小次郎、新免無二、

  富田勢源、愛州小七郎、

  上泉信綱、上泉秀胤、神後宗治、

  疋田景兼、丸目蔵人、奥山公重


 小姓、7人

  池田恒興、木下藤吉郎、

  前田利家、佐々成政、丹羽長秀、

  松平元康、竹中半兵衛


 元倭寇、12人

  李光頭りこうとう、許一、許二、許三、

  許四、陳思盻ちんしけい方武 ほうぶ徐銓じょせん

  徐海じょかい辛五郎しんごろう陳東ちんとう葉麻ようま


 近臣と弟達、39人

  平手汎秀、織田秀孝、織田信包、

  織田信治、織田信時、真田信綱、

  真田清鏡、真田昌輝、前田利玄、

  前田安勝、佐脇良之、佐々孫介、

  佐々長穐、塙直政、佐久間信盛、

  佐久間信辰、森可成、金森長近、

  河尻秀隆、中川重政、津田盛月、

  木下雅楽助、加藤弥三郎、

  蜂屋頼隆、坂井政尚、弘中隆助、

  竹中重矩、斎藤利治、明智秀満、

  明智光秀、井伊直親、井伊直虎、

  安藤定治、氏家直昌、稲葉重通、

  不破直光、織田信広、織田信成、

  柴田勝家、長野業盛、青山吉次、

  杉谷善住坊


 鉄砲隊&大砲隊

  杉谷善住坊が率いる  300人


 兵士

  内藤興盛が率いる20,000人


丹羽郡犬山城代・池田恒興が率いる

           2,000人

丹羽郡小口城代・佐々孫介が率いる

           1,000人


丹羽郡の兵を集め、丹羽郡統括の小折城主・生駒家長を将とした

           5,000人


葉栗郡の兵を集め、葉栗郡統括の山崎城代・佐々政次を将とした

           5,000人


そして参戦する為に駆け付けたジジイ達。


三河国から

 伊達稙宗、梁川宗朝の    2人


尾張国の各地から

 海東郡奴野屋城主・大橋重長と

             300人

 中島郡片原一色城主・橋本一巴と

             300人

 愛知郡前田城主・前田長定と

             500人

 愛知郡五器所城主・佐久間盛重と

             500人

 愛知郡稲葉地城主・織田秀敏と

              50人

 愛知郡岩崎城・主丹羽氏清と

             300人

 愛知郡元荒子城主・前田利春と

 愛知郡元志賀城主・平手政秀の2 人


前田利春と平手政秀は、俺が「大うつけ者」と言われてた時から俺に従ってくれた与力達だ。同じく初期から従ってくれた佐々成政と生駒家宗が亡くなった今、この2人は元気で長生きして欲しいなぁ。

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