第2話耳の不自由な少年
僕は耳が不自由です。小さい頃はきちんと聞こえていたのですが、いつからか聞こえなくなってしまいました。当時は泣きじゃくっていたけれど、今ではもう慣れっこです。
学校では少し不自由だけど補聴器を使えば大丈夫。みなさんが思っているほど大変ではないのです。
学校の、帰り道。僕は、踏切が、開くのを、待っていました。補聴器を、使わないと、音を、知覚することは、できないのですが、ごくたまに、音が聞こえる、気がする時があります。そんな時は、大体、危険が、迫っている時です。なぜなのかは、わかりません。虫の、知らせという、ものでしょうか。
今は補聴器を使っているので音自体はきこえます。踏切のあのカンカンカンという心臓を掻き立てるような音が耳に響くので僕はことおとがきらいです。はなしをきいてくれてありがとうございました。ではまた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます