第5話 ゲームオーバーから宿まで

アルド:今度はどこに行ったんだ?いくら剣の筋が良くても初心者なんだ。早く見つけないと本当に危険だぞ…いた!あんなところに!

〔アルド追いつく〕


少年:アルド遅いよ!


アルド:頼むからひとりでいなくならないでくれ。どうしてそんなに急ぐんだ?


少年:僕には時間がないんだよ。今日は特別な日なんだ。


アルド:特別?

〔少年の前にアベトスが現れる〕


アルド:‼︎ 危ない!


少年:出たな魔物‼︎たあーっ‼︎

〔少年、魔物に斬りかかる〕


少年:あれ?全然効いてない…


アルド:下がっててくれ!


【戦闘】


〔アベトスを倒す〕


アルド:危ないところだった…


少年:…ごめんなさい


アルド:まったく、急いでるのはわかったけど、危険だからこれからは一緒に行動しような。


少年:…うん!


アルド:とりあえず一度バルオキーに…

〔アルドの後ろからアベトス出てきて近寄る〕


少年:アルド‼︎危ない!


アルド:ん?

〔アルド攻撃されて倒れる〕


少年:アルド‼︎ 

〔少年、アルドを引きずって逃げる〕


アルドの意識が朦朧とする

〔暗転〕


誰かの声:アルドしっかりして!

こんなところで終わったらダメだ

エデンを、助けるんでしょ!?


〔アルド、バルオキーのアルドの部屋で目覚める〕


フィーネ:お兄ちゃん!


アルド:ん…ここは…


フィーネ:目が覚めてよかった。夜中にね、気を失ったお兄ちゃんを〈猫〉が引きずってきたの。


アルド:〈猫〉が…?月影の森からか!?!?そういえば昨日は一緒にいなかったはずだけど


フィーネ:そうなの?今はうちにいるから、お礼してあげてね


アルド:…ああ!お礼しなきゃな。

〔フィーネ、1階に降りる〕


アルド:…そういえばあいつ!月影の森で俺がやられた後どうなったんだ!?

〔アルド、急いで1階に降りる〕


フィーネ:お兄ちゃん、朝ごはんもうすぐできるよ


アルド:フィーネ!俺のほかにももうひとりどこかに…

〔アルド、料理しているフィーネの足元にいる〈猫〉を見て驚く〕


〈猫〉:にゃー

〔胴体に腹巻のように腕輪がはまっている〕


フィーネ:これ、どこかで拾ってきたみたいで…はずそうとしたら嫌がったからそのままにしてるの。気に入ってるのかな?


〈猫〉:にゃー♪


フィーネ:ふふっ、そうみたい。

〔〈猫〉、フィーネに更に近づく〕


フィーネ:ご飯が食べたいの?これは猫は食べられないよ。後で猫用のごはんをあげるね!


〈猫〉:にゃー…


フィーネ:がっかりしないで。今日のご飯は特別かもよ?ね、お兄ちゃん


アルド:あ、ああ‼︎

昨日は、いや、いつもありがとうな‼︎



END

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もうひとりのフィールドウォーカー @NokiNokiii

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