煙の話

鶴喰ゆう

一、はじめましての話

 この度、「煙草」というものについて、一度整理してみようと思い立った。理由などは特にない。それこそ紫煙を燻らせながら、ふと、「書こうかな。」と思ったに過ぎない。

 この「煙草」というものは、どうやら「私」の上っ面だけではなく、もっと内面的(肺だとかいう話ではなく)なところに深く蔓延っているものだと最近思い及んだ。だからこその整理な訳である。言葉にするというのは、こと整理という目的には十二分に力を発揮するものだとこの19年半で学んだ。こうして真面目に文を綴るということは初めてに近いが、この話なら書ける気がした。稚拙な文でも仕方なかろう。なんせ、この脳はとうにニコチンで委縮しているのであろうから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る