討伐報告書
Side・ラベルナ
ラグナルド騎獣牧場から、ジェイドとフロライトが再召喚されて4時間程が経った。
多分、もう戦闘は終わってると思うが、みんなは無事だろうか?
大和君やプリムちゃんがいるとはいえ、他のハイクラスが再起不能になる程の大怪我を負ってしまうことは十分にあり得るし、下手をすれば命すら奪われてしまう可能性すらあるんだから、待ってる身としては辛いよね。
さすがに大和君やプリムちゃんは、ほとんど無傷だろうけど。
なにせP-Cランクモンスターのアビス・タウルスを、無傷どころか一瞬で倒してしまったそうだから、心配しても無駄になりそうだ。
そこまで考えた所で、マスタールームの扉がノックされた。
「どうぞ」
「失礼します、クラフターズマスター」
入ってきたのはラグナルド騎獣牧場の跡取りで、Bランククラフターのフィアットだった。
「つい先程、ジェイドとフロライトが戻ってきました。オーダーズマスターからの報告書も預かっていましたので、取り急ぎお持ちしました」
ああ、来たか。
従魔の召喚と送還を利用した情報のやり取りは、アライアンスじゃ必須になっている。
アライアンスは集められた街を起点としているから、帰還してくるのもその街だ。
だから最初の報告も、その街の領主やギルドマスターに行うことになっているんだ。
普通なら、アライアンスが戻ってくるまで状況はわからないし、報告もその時になるんだが、
その
従魔の召喚は、契約者が街の外の好きな場所に従魔を呼び出すことを指し、そのために使う魔法がコーリングになる。
そして元の場所に送り返す魔法がリペトレイティングだね。
送り返す場所は街の牧場や厩舎がほとんどだけど、中には自宅っていう人もいる。
リペトレイティングを登録できる
従魔召喚をすると、預けている牧場や宿、厩舎からいなくなってしまうことになるから、預けられた方としてはとても慌てることになってしまう。
それを避けるために、従魔召喚許可証がオーダーズギルドや騎士団、軍から発行されているよ。
召喚許可証は同時に送還許可証でもあるし、送還地点は街ごとに決められているから、突然街中に従魔が現れても慌てなくて済むからね。
そしてこの特性を利用して、情報のやり取りや報告、指示を行うことになったのも、当然の流れと言えるだろう。
今回のアライアンスでも取り入れられていて、メッセンジャーに選ばれたのが大和君とプリムちゃんの従魔、ヒポグリフだったんだ。
そして報告書を受け取ったり指示書を渡したりするのが、2匹が預けられている牧場の跡取りで、担当でもあるフィアットになる。
無許可で報告書や指示書の内容を見ることは違反なんだけど、報告書に押されている封蝋は魔導具だし、対になっている魔導具がないと解除できない。
破ったりしたら内容は消えることになっているから、普通なら見ることはできないんだけどね。
今回、その封蝋の魔導具は、私とオーダーズマスターが預かっている。
報告書の内容は私が領代や他のギルドマスターに報告することになっているし、領代から指示書を出す場合も私が屋敷に出向かないといけないからすごく面倒なんだけど、これもクラフターズマスターの役割だから仕方がないんだ。
っと、オーダーズマスターからの報告書に目を通さないとね。
どれどれ……。
「……」
「クラフターズマスター!?」
報告書に目を通すと、あまりに常識外れすぎる内容に目の前が真っ暗になり、思わず倒れてしまった。
なんとか椅子に座り直して、改めて内容を読んでいくけど、この内容を信じろっていう方が無理だよ……。
報告書に目を通し終わった私は、報告書を握りしめながら、ガクガクと震えている。
今までも大和君とプリムちゃんがやらかしてきたことは常識外れなことが多かったけど、今回はとびきりだ。
「……フィアット」
「は、はい?」
突然倒れた私を心配してくれたフィアットだが、私が心の底から震えていることに恐怖を抱き、近寄ろうとはしてこない。
私も彼と同じ立場なら、きっとそうなっていただろう。
「大至急、領代とギルドマスターに連絡してくれ。アライアンスからの報告が来たと言えば、すぐにフレデリカ侯爵の屋敷に集まる。ああ、それと、残っているウイング・クレストとホーリー・グレイブにも声を掛けてくれ。彼らは狩りには出ていないはずだけど、どこにいるかはわからないから、オーダーズギルドに協力を頼んでもいい」
「わ、わかりました。すぐにオーダーズギルドに協力を頼むことにします」
フィアットは足早に、マスタールームを出て行った。
報告書の内容は気になるだろうが、聞いてこないところを見るに、怖くて聞けない、聞きたくないって心境なんだろうね。
だけど目下の問題は、このデタラメ極まりない報告書の内容を、どうやって報告するかだ。
異常種や災害種もとんでもない数がいたけど、それらよりとんでもなかったのが終焉種だ。
それだけでも信じられないのに、エンペラーとエンプレスの2匹がいて、しかもその2匹の終焉種は、大和君とプリムちゃんが1対1で倒したとまで書かれている。
終焉種討伐の話は、今でこそあまり聞かないけど、まったくないわけじゃない。
だけどほとんどがアライアンスの全滅っていう結果に終わっているし、それでも侵攻を防ぐことができれば成功って言われているぐらいだ。
今回はこちらから仕掛けた形になるけど、それでも討伐に成功したばかりか、死者すら出ていないってことなんだから、大成功と言っても過言じゃない。
御伽噺でも、こんな都合の良い話はないよ。
だけど報告をしないわけにはいかないから、私は報告書を愛用の服に縫い付けたストレージ・ポケットに突っ込むと、重い足取りを引きずってフレデリカ侯爵の屋敷へ向かうことにした。
Side・ライナス
クラフターズマスターのラベルナから、アライアンスの報告書が届いたって使いが来たから、俺は取る物とりあえず、急いでフレデリカ侯爵の屋敷へ向かった。
途中でヒーラーズマスターのサフィア、バトラーズマスターのオルキスと合流したが、2人も急いで来たって感じだな。
フレデリカ侯爵の屋敷に着くと、既に領代やユーリアナ殿下を含め、ギルドマスターも揃っていたようだ。
オーダーズギルドはオーダーズマスターがアライアンスを率いてるから、サブ・オーダーズマスターが来てるが。
ウイング・クレストとホーリー・グレイブも来てるが、こいつらも関係者だし、問題はないか。
全員を確認すると、すぐにラベルナが報告を始めた。
従魔魔法を使ってのやり取りだから、報告はクラフターズマスターがすることになってるんだが、普段ならともかく、今回は貧乏くじなんじゃねえのか?
「では報告させていただきます。いえ、報告書を読み上げさせていただきます」
訂正しやがったが、読み上げるってことは、自分の主観を入れたくないってことか。
限りなくイヤな予感がしてきたぜ……。
「『我がアライアンスは、オーク集落の掃討を成功』」
報告があった時点で予想はしてたが、やはり成功してくれてたか。
成功したってことは、キングとクイーンも討伐できてるって考えてもいいだろう。
「『集落にいたオークはクエスティングで確認し、総討伐数は138匹で確定』」
「138匹もいたのか。クイーンがいたことを考えると、あり得ない数ではないが……」
「ええ。予想より多いですね。しかも通常種はおらず、最低でも上位種のグラン・オークだったはずです」
確かに予想より多いが、クイーンやプリンセスがいる集落なら、割とよくある話だ。
さすがに15人じゃ撤退も考えなきゃいけない戦力差だが、今回は全員が合金製の武器を持っているし、何よりエンシェントクラスが2人もいるから、いけると判断しても不思議じゃねえ。
「『内訳は、グラン・オーク86匹、ジャイアント・オーク37匹、オーク・プリンス2匹、オーク・プリンセス5匹、オーク・キング2匹、オーク・クイーン3匹、そしてオーク・エンペラーとオーク・エンプレス』」
いや、ちょっと待て。
聞き捨てならない単語がいくつも聞こえたぞ。
俺の聞き間違いか?
「も、申し訳ありません、ラベルナさん。私の聞き間違いでしょうか?オーク・エンペラーとオーク・エンプレスって聞こえた気がするんですが?」
「わ、私にも、そう聞こえたのですが……」
フレデリカ侯爵とオルキスが、本当に自分の耳がおかしくなったんじゃないかと思いながら、ラベルナに聞き返すが、その顔は恐怖と絶望で塗り潰されている。
他の連中も同じような顔してやがるが、全員が同じ顔をしてるってことは、俺の聞き間違いって線は消えたな。
マジでいやがったのか、終焉種が……。
「続けます。『なおオーク・エンペラーとオーク・エンプレスは、エンシェントハンターの大和、プリムローズ両名が、それぞれ単独にて討伐に成功』」
フレデリカ侯爵とオルキスを質問を無視して報告を続けるラベルナだが、内容を聞いた瞬間、目の前が真っ暗になった。
待て、ラベルナはなんて言った?
討伐に成功した?
しかもあいつらが、それぞれ単独で?
バカも休み休み言えよ?
「フ、フレデリカ侯爵!?」
「トレーダーズマスター!ヒーラーズマスターもっ!!」
「フラム姉さん!しっかりしてよっ!!」
何人か倒れたようだが、それも仕方ねえ。
俺も、自分が震えてるのがわかる。
よく見たらラベルナの奴、人形みてえな顔してやがるじゃねえか。
確かにまともな神経で、こんなバカみてえな報告書は読めねえし、説明なんて無茶ぶりにも程があるって内容だ。
なんだが……これはひでえな……。
ラベルナの奴、マジで貧乏くじじゃねえかよ。
「だ、大丈夫ですか?」
「……あまり大丈夫じゃないけど、まだ続きがあるんでしょう?」
「ここまで来ると、何となく予想はつくが……」
「そうね。多分プリンスやプリンセスはもちろん、キングとクイーンも、大和君とプリムローズ嬢が倒したってことなんでしょう?」
何とか復活したフレデリカ侯爵達だが、ガタガタ震えてる。
他の連中も震えてるが、まだ報告は終わってない。
だが俺も、ソフィア伯爵の予想通りだと思う。
というか、それらも含めて、半分以上があいつらの戦果ってオチじゃねえのか?
「はい。オーク・クイーン1匹だけは、彼ら以外のメンバーが総出で討伐に成功したそうですが、その時点で満身創痍になったとあります」
「それが普通よね」
その報告で、室内に安堵の雰囲気が漂ってきた。
たった13人で、P-Cランクモンスターのオーク・クイーン討伐に成功し、しかも怪我人はいるものの死者はなしってことなら、普通なら大戦果だし、凱旋してきたら英雄扱い間違いなしだ。
だからその報告を受けたらこっちも大騒ぎになるもんなんだが、あいつらの戦果が冗談も良いとこみたいなもんだから、偉業とも言える災害種討伐が霞んじまってる。
必死の思いでオーク・クイーンを倒しただろうに、まさか場の空気を和ませることしかできねえなんて、あまりにも13人が気の毒過ぎる話だな。
「これがオーダーズマスターからの報告書です。見てもらえれば分かると思いますが、正直、オーダーズマスターの正気を疑う内容でしたね」
「レックスとしても、それは承知の上だと思いますが……」
サブ・オーダーズマスターのローズマリーが、上司で恋人のオーダーズマスターをフォローするが、その気持ちもわからんでもない。
俺も報告書を読ませてもらったが、あいつら以外の13人がオーク・クイーンを倒したっていう件は、人数が少ない以外は通常のアライアンスの討伐報告書とそう変わらなかった。
いや、骨折した奴が数名出たし、戦闘後は魔力も使い切ったみたいで疲労困憊、大なり小なり傷を負わされたから満身創痍って書いてあるが、死者がいないってことは素直にすげえと思う。
だがあいつらが絡むと、途端にデタラメになる。
レックスの奴も極力感情を交えないように書いてはいるが、だからこそ意味がわからん。
なんだ、この炎と風の結界でプリンスとプリンセスをまとめて燃やしたとか、当たるを幸いにキングとクイーンを倒したとかって行は。
グラン・オークやジャイアント・オークならわからんでもないが、なんで異常種や災害種が、そいつらと同じ扱いなんだよ?
しかもエンペラーとエンプレスを倒した後も、魔力はまだまだ余裕があるし、何より無傷で一番元気だって書いてあるじゃねえか。
マジであいつらは人間なのかよ?
「私達、とんでもない人と婚約してたんですね……」
「確かに凄いですけど、これは……」
「結婚の約束、早まったかしら……」
大和の婚約者達が、深い溜息を吐いている。
そういやフレデリカ侯爵は、生まれてきた子供が家督を継いだら、大和と結婚するって話だったな。
結婚自体はめでたいんだが、相手が大和だってことを考えると、俺でもそう思えてくるぞ。
「それは本人同士の問題だから、私達はノーコメントですね」
「私としては、逆に頼もしく思えますけど?」
ソフィア伯爵が冷たく突き放すが、人の結婚話に首を突っ込むなんて、ロクな結果になりゃしねえからな。
逆にユーリアナ殿下は、ますます大和に惚れ込んだって感じだが、お姫様の恋愛にこそ口を挟みたくねえ。
「それはいいとして、ここまで来ると、どうしても避けて通れない問題が、さらに大きくなりますね」
ソフィア伯爵を睨むフレデリカ侯爵だが、確かにそうなんだよなぁ。
「バリエンテ、ですね?」
「ええ。プリムローズ嬢は、バリエンテのハイドランシア公爵家のご令嬢で、王位継承権もお持ちでした。ハイドランシア公爵家自体は獣王によって取り潰され、彼女の王位継承権も剥奪されているけど、プリムローズ嬢がバリエンテ出身だということは動かしようのない事実です」
「つまりバリエンテ獣王がプリムさんのことを知れば、自国に戻るように命令してくると?」
だろうな。
もっともユーリアナ殿下の話じゃ、獣王自らが反逆者として吊し上げ、さらには逃亡中に死んだって名言したそうだから、本人だって認めない可能性も無きにしも非ずだが。
「いえ、そっちの可能性もないわけじゃないけど、私が心配しているのは、獣王に反旗を翻している者達のことです。確かその反獣王組織には、元バリエンテ第二王子、レオナス・フォレスト・バリエンテがいると聞いているわ」
らしいな。
レオナス・フォレスト・バリエンテはバリエンテの第二王子で、王位継承権も二位だった。
今の獣王、ギムノス・バジリウス・バリエンテが即位してからは廃嫡されたそうだが、その前はギムノスより継承順位は上だったし、そいつの圧政で人々は苦しんでいるから、簒奪された獣王位を奪い返すために起ち、東と西の王爵もレオナスに付いたって話だったはずだ。
なんで俺が知ってるかというと、レオナスはレベル45のハイタイガリーで、Sランクハンターだからだ。
正確にはドラゴニュートハーフ・タイガリーなんだが、あいつ自身は王位に興味がなく、ハンターを続けたいって考えていたな。
確か、プリムの従兄になるはずだ。
「もしかして、そのレオナス元王子がプリムさんと結婚して、ギムノスが獣王位を簒奪したことを声高に主張するって考えてるんですか?」
「ええ。プリムローズ嬢はエンシェントフォクシーに進化していますから、それを反獣王組織が知れば、それを企てる可能性があると思っています。もっとも、プリムローズ嬢は既に大和君と結婚していますし、そんなことを考えたりすれば、大和君に組織そのものが潰される可能性もありますが」
あいつならやりかねねえな。
終焉種すら単独で倒せる奴が相手なんて、大抵の組織は木端のごとく吹き飛ぶぞ。
ハンターズギルドに入ってきてる噂じゃ、レオナスは大の女好きで、プリムにも何度も言い寄ってたらしい。
それも公爵家の財産とかじゃなく、プリムの体目当てでだし、一度抱いた女には目もくれなくなって無関心にすらなるそうだから、女癖の悪さはバリエンテでも有名だ。
当たり前だが、自分より弱い男に興味がないプリムには何度も叩きのめされてるから、プリムの生存を知れば、意趣返しも兼ねて大体的にバリエンテに自分との婚約を広めかねない。
「ですがバリエンテの民からすれば、レオナス王子とプリムさんの結婚は、歓迎されこそすれ、それを潰すようなことをしたら、逆に大和君が追い込まれることになるのでは?」
「普通ならそうでしょうけど、彼もエンシェントヒューマンですし、これだけの功績を立てているのですから、アミスターとしても放っておくはずがありません。下手をすればアミスター、バリエンテ、反獣王組織の三つ巴による戦が起きる可能性すらあります」
サフィアの意見を、ソフィア伯爵が否定する。
ハイクラスだって国が囲ってるんだから、エンシェントクラスを放置する国があるわけがない。
しかも大和とプリムは既に結婚しているから、大和を取り込めばもれなくプリムもついてくる。
そう考えれば、大和に一国の王女を嫁がせようって考えは当然で、だからこそアミスターの国王陛下も、ユーリアナ殿下を送り込もうって考えてるんだろう。
もっとも今回の件で、ユーリアナ殿下だけじゃ釣り合わなくなってきた可能性もあるんだが。
「その件も含めて、陛下にお聞きするしかないでしょうね」
「そうですな。幸い、と言っていいのかはわかりませんが、大和君達は3日後に王都に行くことになっていますから、そこでご報告し、ご判断を仰ぐしかないでしょう」
ソフィア伯爵とアーキライト子爵が、フレデリカ侯爵に視線を向ける。
「え?もしかして、私が行くんですか?」
「当然でしょう。なにせ大和君の子を産み、その子が家督を継いだら結婚されるのでしょう?それならフレデリカ侯爵も、関係者ではありませんか」
「それにこういった場は、侯爵が出るべきですからね。先の話とはいえ、結婚のご報告も兼ねられるわけですから、逆に好都合ではありませんか?」
思いっきり他人事だな。
いや、この場合は面倒事を押し付けたってのが正解か。
確かにこんな話を一国の王にしたら、無礼だってことで罰せられてもおかしくねえ。
荒唐無稽にも程があるからな。
あんな報告をしなきゃならねえなんて、心の底から同情するぜ。
エンシェントクラスだから問題が起きるのか、あいつらが厄介事を引き寄せてるのか、判断は難しいが、案外両方なのかもしれねえ。
これからも、あいつらのやることには悩まされる日が続くのかと思うと、マジで頭痛いぜ。
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