PROFESSOR LIZARD

坂口航

プロローグ

アステイン帝国。いつの時代かも分からぬ遺跡を有しながら近代技術にも精通し、多くの兵器を生み出す軍事国家。

そのアステインが新たに開発したとされる数々の兵器を用い起こした戦争により、多くの小国は吸収され、他の大国の戦力を大幅に削られた。

このまま大陸全土を手中に治めようと侵略が激化し始めるかに思われた矢先にアステイン帝国は戦争を中断せざる事態が発生した。

それは戦争を全面的に進めてきた政治家や軍人が殺害される事件が相次いだからである。

その死体は一様に大きな刃で切り裂かれた痕があり、現場には何故かその大きな傷があるのにも関わらず血痕がほとんど見つからなかったと言う。

この事件以降、前線に兵を固めながらも侵略は一時休止。優秀な兵を犯人捜索や護衛として内地に戻されたのだった――



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